番組では、緊急事態宣言で飲食店に営業時間短縮を要請することを解説。その後、テレワークで出勤者を7割削減する呼びかけがあることに話題が移った。
立本信吾アナウンサーが、テレワークに関するグノシーリサーチやパーソル総合研究所によるアンケート結果を見せながら、「今回の緊急事態宣言でテレワークをしないと答えた人が55%」「テレワークの不安として、相手の気持ちが察しにくいことがある」ことなどを紹介した。
これに対しスペシャルキャスターの古市憲寿氏は6日の首相動静を見たと明かし、「笑っちゃったのは、菅(義偉)総理大臣とメディアアーティストの落合陽一君が朝食会をしていて、テレワークを呼びかける側の政治家の代表とデジタルに詳しい二人が対面でご飯を食べているんだぁと」と発言。首相や政府の危機感のなさを皮肉った。続けて「それくらい、これまでの慣習を変えるのは難しいということ」と軽いフォローも忘れなかった。
>>古市氏「そもそも冬は人が死ぬ」ストレートな発言に反響 東京都の感染者過去最多で例年の人口推移絡めて持論<<
首相の会食については、昨年12月に自民党幹事長の二階俊博氏らとの会食に参加したことが大きく批判されたばかり。この番組でも冒頭で、日本医師会の中川俊男会長が「国会議員の会食は全面自粛してほしい。隗(かい)より始めよだ」と発言したことも紹介しており、国会議員の対面会食のあり方に批判が高まりそうだ。
ネットでは、「まともなコメントで気持ちいい」「首相会食まだやっているんだ」など共感する意見があった反面、「あなたがたコメンテーターだってわざわざ集まらなくてもよくない?」との批判意見も多かった。
7日夕方にも2度目の緊急事態宣言の発令が決まる。同番組でもコロナ感染への政府の対応が甘いことが一貫して指摘されていた。古市氏の発言が、ただの皮肉で終わってしまうのか。これからの感染状況が気になるところだ。