問題となっているのは、DHCが行っている現金1万円プレゼント企画「ヤケクソくじ」について説明している文書に記されていた文面。毎月335名に現金をプレゼントするというこの企画だったが、その企画名が一部で疑問の声を集めていた。
DHCの代表取締役社長・CEOである吉田嘉明氏の名前が記されたその文書の中で、吉田氏はDHCのサプリについて、「国産の原料を使用し、どこよりも配合量が多く、どこよりも廉価であることから日本で最も愛用されている実質No.1サプリです」と説明。しかし、サプリの売上金額のみだとサントリーに売上が負けていると明かした。
さらに、サントリーのサプリについて、「DHCなら500円で売れるものを5,000円近くで販売している」「消費者の一部は、はっきり言ってバカですから、値段が高ければそれだけ中身もいいのではないかと思ってせっせと買っているようです」と揶揄。そうした企業努力を分かってくれない消費者を取り入れるため、自暴自棄で「ヤケクソくじ」を始めたと説明していた。
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また、文書の後半では、「サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です」と断言。「そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです」とし、「DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本企業です」とアピールしていた。
しかし、文書の後半に記された民族差別とも取れる文章に、ネット上からは「いろいろひどすぎる」「今の時代にこの価値観はあり得ない」「チョントリーなんて言葉初めて聞いた」といった批判の声が殺到する事態となっている。
ツイッター上では、すでに「差別企業DHCの商品は買いません」というハッシュタグが誕生し、不買運動も始まっている。果たして、騒動にDHCは反応するのだろうか――。
記事内の引用について
DHC公式サイトより https://www.dhc.co.jp/main/main.jsp