騒動のきっかけとなったのは、タイツやストッキングのメーカー「アツギ」が2日に発信した「ラブタイツキャンペーン」。アツギがイラストレーターにタイツを履いた女性のイラストを発注し、自社のツイッターでそのイラストを紹介したが、その中に、メイド服を着た女性がタイツを履いた状態でスカートをたくし上げていたり、タイツを履いたM字型に開いたり、ミニスカートでタイツを履いた脚を強調するようなイラストが多くあり、「購買層にアピールしてるとは思えない」「タイツを履いた女性を性的に見させようとしている」として大きな批判が殺到。アツギは3日夜に騒動を謝罪した。
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そんな中、騒動が大きくなった後にSNS上で話題となっていたのは、タイツに関する豆知識。きっかけとなったのは、喪服の際のタイツの厚さに関するマナーを嘆くツイートで、マナー講師などにより、タイツは30デニール以下が求められているとのこと。冬場の寒さが訴えられていた。
しかし、これに対し、ある僧侶はツイッターで「僧侶として申しますと、タイツのデニールがいくつだろうと全く問題ありませんのでご安心下さい」と呼びかけ。そういったマナーについて、「お決まりの『マナー講師こと失礼クリエイター』さん方の余計なお世話です。無視して下さい」と断罪し、「これからの季節は冷えますので、ぜひ暖かいお召し物でご参列下さい。寒そうだと仏さまも心配されるでしょう」とつづっていた。また、葬儀社の社員からも透け感は問題ないことや、その葬儀社の女性社員は80デニール以上のタイツを履いているというコメントが寄せられた。
さらに、一般ツイッターユーザーからも「江頭2:50のタイツはチャコット」「30デニール未満がストッキング、30デニール以上がタイツと分類される」などの豆知識が続々と寄せられており、殺伐とした「ラブタイツ」騒動の裏で、「タイツ問題がいろんなところに広がっててすごい」「タイツ事件で役に立つ豆知識が得られると思わなかった」といった反響が広がっている。
あまりに大きすぎる騒動が、さまざまな余波を広げていたようだ。
記事内の引用について
六尺法師|本朝沙門日眼公式ツイッターより https://twitter.com/6SYAKU_HOUSHI