>>『あさイチ』、坂下千里子の発言が物議 生理特集で“男性の理解不足”がテーマも大吉をからかう?<<
18日に発表されたこの新プロジェクト。「生理を“個性”ととらえれば、私たちはもっと生きやすくなる」というメッセージが発信されており、公式サイトのトップページには、人によって重さの違う生理を“個性”ととらえることで理解の幅が広がり、「今まで見えなかったことに気がつけたり、そっとフォローしあえたり、私たちはもっと気持ちよく助け合えるはず」というメッセージが掲載。また先日、俳優の生田斗真と結婚した女優の清野菜名をイメージキャラクターにした動画広告を載せ、さらに花王女性社員を対象にした「あなたにとって生理とは?」「自分の生理を他人に理解してほしい?」といったアンケートの回答をまとめ、最後には男性デザイナーが「女性はもちろん、男性もパートナーの代わりに買いやすいデザインにしたい」という想いを込めて手掛けたという、ロリエの本プロジェクトの限定パッケージの写真も載せられていた。
しかし、この「生理は“個性”」という考え方について、ロリエ公式ツイッターなどには、「『個性』と捉えることで、月経困難症もスルーされる恐れがある」「個性だから辛くても我慢しなければならないって思ってしまう」「自分でこうありたいと思うのが個性であって、生理は自分の意思じゃどうにもならない」「生理は『個人差』はあるけど『個性』じゃない」「生理が辛い当事者からすると理解+社会的支援や病院へのアクセスのしやすさが欲しい」という声が寄せられる事態に。その一方では、「生理の辛さは人それぞれだから、分かち合えるといいねってテーマ自体は悪くないと思う」「症状重い人もいるからお互いにいたわり合おうねってだけの話じゃないの?」といった擁護も見受けられた。
また、プロジェクトには男性による生理への理解を求めるようなコンテンツはなかったにも関わらず、パッケージは「男性も買いやすいデザイン」になっているということもあり、「まず女性がパッと見て分かりやすいものにしてよ…」「勝手に生理を恥ずかしいものという認識を持ってるのは男性であって、女性は生活に必要なものなんだからおしゃれさとかいらない」と言った指摘もあった。
女性を中心に多くの苦言を集めてしまったこのプロジェクト。果たして、花王側は対応するのだろうか――。
記事内の引用について
「kosei-ful」公式サイトより https://www.kao.co.jp/laurier/kosei-ful_2020cp/