オーストリア・ウィーンで、男が警察官らの前でおならをし、500ユーロ(約6万1000円)の罰金を科されたと、海外ニュースサイト『BBC』が6月16日に報じた。
>>大家と反りが合わなかった女あり得ないものを大家にかける「衛生的にも悪い」との声も<<
同記事によると、男は公園のベンチに座っていたが、警察官らを見つけると、突然ベンチから立ち上がり、警察官らの方に向かって歩いたという。男は警察官らの前に立つと、明らかにわざとおならをしたそうだ。何人の警察官がその場にいたのかは明かされていない。
警察は、男がおならをした行為が「明らかに挑発的だった」として、公共の秩序を乱した罪で男に500ユーロ(約6万1000円)の罰金を科した。ウィーン警察は、公式Twitterで、男が罰金刑に至った理由について、男の態度が挑発的だったことを挙げ、「うっかりおならをしただけでは罰せられることはありません」と説明している。
罰金刑にとどまらず、おならが殺人事件を引き起こす一歩手前にまで発展することもあるようだ。
アメリカ・フロリダ州で、37歳の女が男性におならを笑われたことに腹を立て、ナイフで男性を脅したと、海外ニュースサイト『Miami Herald』が2018年11月に報じた。同記事によると、女は同州にある店で買い物をし、会計をするためレジに並んでいたが、レジに並んでいる最中におならをしてしまったという。
女の後ろでレジに並んでいた男性が、女のおならに気付き、笑ったそうだ。女は男性に笑われたことに腹を立て、持っていたナイフを取り出し、男性に向かって突きつけ男性を脅したという。女はその後、逮捕された。男性に怪我はなかった。
おならによるトラブルは、地上だけではなく上空でも起きた。
UAE・ドバイからオランダ・アムステルダムに向かう飛行機の中で、おならをした男性が乗客とトラブルになり、飛行機が緊急着陸したと、海外ニュースサイト『The Register』が2018年2月に報じた。同記事によると、年配の男性は自分の席で何度かおならをしたという。男性の隣と、その隣に座っていた男2人が男性に「おならをやめて下さい」と注意したが、男性はおならをし続けた。
男性がおならをやめなかったことで男2人が再び注意し、その後、口論に発展した。パイロットが口論を止めるよう注意しても収まらなかったため、飛行機はオーストリア・ウィーンの空港に緊急着陸したという。
飛行機が緊急着陸すると、おならを注意した男2人と、おならをした男性と同じ列に座っていた女2人が警察官によって拘束された。おならを注意した男2人と女2人は、たまたま同じ飛行機に乗り合わせただけで、それまで面識はなかった。おならをした男性は拘束されておらず、特に罰は科せられなかったそうだ。
女2人は「私たちは事件に関与していない」と主張したが、警察は「女2人もこの件に関わっていた」と後に発表している。女らがどのように事件に関わっていたかは明かされていない。おならを注意した男2人と女2人は、今後、今回トラブルを起こした航空会社の飛行機に乗ることを禁止された。
おならがきっかけとなった事件は、世界各国で起きているようだ。
記事内の引用について
「Vienna police fine man €500 for 'massive intestinal wind'」(BBC)より
https://www.bbc.com/news/world-europe-53072756
「Woman passes gas in store, then pulls knife on an offended customer, cops say」(Miami Herald)より
https://www.miamiherald.com/news/local/community/broward/article222261645.html
「Farts away! Plane makes unscheduled stop after man won't stop guffing」(The Register)より
https://www.theregister.com/2018/02/19/plane_makes_unscheduled_stop_over_man_farting/