3万匹以上の金魚が、さまざまな形の水槽で美しく展示され、きらびやかな空間が演出されている本美術館。高さのある円柱型の水槽や天井に埋め込まれた水槽、また、巨大な金魚鉢を模した水槽など多くの作品が展示されており、アートファンの間で話題になっていた。
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しかし、一部来場者の間で、「金魚が白点まみれになってる」「死臭が漂う部屋があった」「死にかけで浮いてる金魚がたくさんいた」といった報告が続出することに。また、SNSには白点病、松かさ病などの病気を患っていると思われる金魚の写真や動画などもアップされる事態となっている。
アートアクアリウム美術館公式ツイッターには、そうした指摘のほか、「死にかけの金魚の展示のどこがアート?」「金魚はアートの材料じゃない」「病気の金魚を過密に展示し、そのせいで他の金魚にも伝染して地獄絵図みたいになってる」といった批判が殺到。また、一時的に公式ツイッター側がそうした指摘を非表示にしたことで、「改善する気はないってこと?」「見えなければなかったことになるわけではない」といった声が寄せられ、非表示は解除されることとなったが、一部ネットユーザーからさらなる反感を買ってしまっていた。
アートアクアリウム美術館は、これまで期間限定の企画展としてたびたび開催されており、今回が初の常設展示(入場料:中学生以上税込2300円)となるが、以前行われていた企画展に足を運んだというネットユーザーからは、「前のも死んでる金魚いた」「まったく改善されない」といった声も見受けられた。
果たして、公式側が寄せられたこれらの指摘に応えることはあるのだろうか――。