美術館
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社会 2022年10月23日 08時00分
《太陽の塔》だけじゃない! 自画像やバファローズ帽子まで、阿部サダヲ音声ガイドの「展覧会 岡本太郎」が過去最大規模で開催 グッズも注目
18日、東京都美術館(東京・上野公園)で「展覧会 岡本太郎」が開催された。 >>全ての画像を見る<< 1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館《太陽の塔》(1970年/川崎市岡本太郎美術館(c)岡本太郎記念現代芸術振興財団)で知られ、今日でも幅広い世代の人々を魅了する芸術家・岡本太郎(1911ー1996)。 1929年に渡仏した岡本太郎は、抽象表現に影響を受けながら画家としてのアイデンティティを確立していったという。帰国後、自らの芸術理念の核となる「対極主義」を提唱し、制作のみならず『今日の芸術』などの著作において、多彩な文化・芸術論を展開し、世間に強烈なインパクトを残した。《太陽の塔》を頂点とする巨大な彫刻や壁画など、生活の中で生きる作品群は、「芸術は大衆のものである」という岡本太郎の信念そのものを象徴し、現在もなお、多くの人々を惹き付けている。 同展では、代表作はもちろん、これまであまり注目されてこなかった晩年の作品なども含め、《太陽の塔》だけではない、岡本太郎の全貌が紹介されている。 先だって開催されていた大阪中之島美術館とは展示構成もがらっと変わり、東京展のみの出品作も多数。東京都美術館の会場ならではの新しい発見や体験ができる。 音声ガイドナビゲーターを担当するのは俳優の阿部サダヲ。《太陽の塔》が建った1970年に生まれた阿部は、同展がナビゲーター初挑戦だという。岡本太郎の足跡をたどりながら、時に岡本太郎になりきるナビゲートは必聴だ。 人気の作品たちが絶妙なセンスでデザインされたオリジナルグッズも見逃せない。《太陽の塔》についている3つの顔のポーチ、《坐ることを拒否する椅子》(1963年/川崎市岡本太郎美術館)がデザインされた左右柄の違うサンダル、岡本太郎の作品がギュギュっとつまったTシャツなど、インパクト大なアイテムが多数揃っている。「展覧会 岡本太郎」日時:2022年10月18日(火)から12月28日(水)会場:東京都美術館(東京・上野公園)公式サイト:https://taro2022.jp/
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社会 2022年10月10日 08時00分
国宝の曜変天目、刀剣・包永ら7点一挙公開! 静嘉堂が重要文化財内に移転、開館記念展が開催中
1日、静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区、河野元昭館長)が東京・丸の内の重要文化財「明治生命館」の1階に移転、「静嘉堂@丸の内」の新たな愛称とともに、オープンした。開館記念展として、「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき-」が12月18日まで開催されている。 >>全ての画像を見る<< 明治25年(1892)、岩﨑彌之助氏(三菱第二代社長)によって創設され、息子の岩﨑小彌太氏(三菱第四代社長)によって拡充された父子二代によるコレクションをもつ同美術館。和漢の古典籍約20万冊と、東洋の古美術品約6500件を所蔵し、そのうちに国宝7件、重要文化財84件を含んでいる。 1892年彌之助氏の神田駿河台邸における文庫創設以来、1911年に高輪、そして1924年に現在の世田谷へ拠点を移し、1977年より所蔵する美術品などの一般公開を行ってきた。2021年6月に世田谷での展示を終え、移転準備期間を経ての今回の開館となる。 今回の展示会では、岩﨑家父子蒐集コレクションを4つの章で展示、国宝《曜変天目(稲葉天目)》など所蔵する7件の国宝すべてが、前期(~11月6日)・後期(11月10日~12月18日)に分けて公開される。 今回前後期通して公開される、同館の象徴ともいえる国宝《曜変天目》は、南宋時代(12~13世紀)の制作。「天目」は宋代の喫茶法・点茶法のために作られた喫茶専用の碗を指す日本での名称だ。《曜変天目》は、黒釉の掛かった碗の内面に浮かぶ大小の斑紋の周囲に、青色や虹色に輝く光彩が現れたものをいう。完全な形のものは日本に現存する3点のみ。本碗は光彩が鮮やかで、端正な姿や精緻な高台削りなど緊張感がみなぎっている。江戸幕府3代将軍徳川家光から乳母の春日局に下賜されたものといわれ、その後淀藩主稲葉家に伝わったため「稲葉天目」と呼ばれている。 同じく前後期通して公開される国宝《太刀 銘 包永》は、鎌倉時代(13世紀)の制作。作者の初代包永は大和の刀工一派・手掻派の祖で、奈良東大寺の転害門前に住み、正応年間(1288~1293)頃に活躍した。腰反り高く優美な姿が特徴的で、刃中は変化に富む同太刀。茎(柄に収められるグリップ部分)先には「包永」の二字銘も刻まれている。 他にも国宝《倭漢朗詠抄 太田切》が前後期通しで、俵屋宗達の国宝《源氏物語関屋澪標図屏風》が前期で公開されるなど、見どころ満載。歴史的建物の中で輝きを放つ名品たちを一度に鑑賞できるチャンスだ。※画像は全て「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき-」報道内覧会にて撮影
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社会 2022年06月11日 12時10分
過去にも起こっていた美術品破損、学生による国宝破壊や作品による死亡事故も
新潟県十日町市の「越後妻有里山現在美術館MonET」を訪れた修学旅行中の中学生が芸術作品2点を破損したと報じられ、物議を醸している。このうち1点は修復ができない状態だと伝えられている。美術館側は警察に被害届を提出し、捜査が行われている。 美術館や博物館などの文化施設は学生が団体客として多く訪れる場所だ。今後は引率者の監督責任なども問われそうだ。何より美術作品の破損トラブルはかねてより起きてきた。 >>古市氏「卒業式ってそんなに大ごと?」「修学旅行もどうでもいい」発言で賛否 「思いやりがない」の声も<< 今に始まったことではないケースとしては、1960年に起こった弥勒菩薩の指折り事件が挙げられるだろう。京都の広隆寺に展示されていた弥勒菩薩の右手薬指の第2関節から先が無くなり警察が捜査中に、京都大学法学部3回生だった20歳の学生が指先の破片を持って現れた。学生は像にキスをしようとしたところ、学生の顔が指先に触れ折れてしまったという。弥勒菩薩は国宝の第一号であったため、このニュースは海外でも報じられ話題となった。折れた指先の素材は失われなかったため、修復は行われている。 大学生が出品した美術作品が、死亡事故につながってしまったケースもある。2016年11月6日、明治神宮外苑で行われていたデザイン系のアートイベント「TOKYO DESIGN WEEK」の会場で、大学生グループが美術作品として展示していたジャングルジムが炎上する火災事故が発生。光として当てていた投光器の白熱電球の熱により木くずから発火したと見られる。この事故で5歳の男の子が亡くなってしまった。主催者が事故後も展示を続けた点や、忘年会開催を計画していたことも問題となった。この事件では学生2人が重過失致死罪で起訴され、一審判決では執行猶予付きの有罪判決が下される。学生側は無罪を主張していたため控訴し、裁判は継続中だ。 2018年9月には、兵庫県神戸市の六甲山で行われていた「六甲ミーツ・アート芸術散歩2018」で笠井祐輔氏の作品が破壊される事件が発生。施錠された会場内に何者かが侵入して破壊が行われた悪質なものだ。作品は約1か月間をかけ修復され再展示がなされた。さらに夜間は作品を撤去し屋内に保管、防犯カメラ設置などの対策も取られた。とはいっても、美術作品は必ずしも修復が可能なものばかりとは限らない。やはり、破損は絶対にあってはならない重大な問題だと言えるだろう。
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芸能ニュース 2020年09月07日 20時00分
アートアクアリウム美術館、水槽内に“病気の金魚”が多数?「悪趣味」「アートじゃない」の声
8月に東京・日本橋にオープンした「アートアクアリウム美術館」が、ネット上で騒動を起こしている。 3万匹以上の金魚が、さまざまな形の水槽で美しく展示され、きらびやかな空間が演出されている本美術館。高さのある円柱型の水槽や天井に埋め込まれた水槽、また、巨大な金魚鉢を模した水槽など多くの作品が展示されており、アートファンの間で話題になっていた。 >>“SNS映え”を狙って悲惨な事故 かわいい動物との自撮りで死亡、飼育員も道連れに<< しかし、一部来場者の間で、「金魚が白点まみれになってる」「死臭が漂う部屋があった」「死にかけで浮いてる金魚がたくさんいた」といった報告が続出することに。また、SNSには白点病、松かさ病などの病気を患っていると思われる金魚の写真や動画などもアップされる事態となっている。 アートアクアリウム美術館公式ツイッターには、そうした指摘のほか、「死にかけの金魚の展示のどこがアート?」「金魚はアートの材料じゃない」「病気の金魚を過密に展示し、そのせいで他の金魚にも伝染して地獄絵図みたいになってる」といった批判が殺到。また、一時的に公式ツイッター側がそうした指摘を非表示にしたことで、「改善する気はないってこと?」「見えなければなかったことになるわけではない」といった声が寄せられ、非表示は解除されることとなったが、一部ネットユーザーからさらなる反感を買ってしまっていた。 アートアクアリウム美術館は、これまで期間限定の企画展としてたびたび開催されており、今回が初の常設展示(入場料:中学生以上税込2300円)となるが、以前行われていた企画展に足を運んだというネットユーザーからは、「前のも死んでる金魚いた」「まったく改善されない」といった声も見受けられた。 果たして、公式側が寄せられたこれらの指摘に応えることはあるのだろうか――。
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