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「家族を壊すため」元不倫相手の家に放火した42歳女の初公判、動機も話題に

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 5日、元不倫相手の家に火をつけたとして逮捕、起訴された42歳女の裁判が長崎地裁で開かれた。
 逮捕、起訴された42歳の女は、今年1月、長崎県大村市の元不倫相手宅に侵入すると、火をつけたロウソクを薪の入ったダンボールに入れた。火は燃え広がり、縁台や雨戸など2平方メートルを焼いた疑いが持たれている。

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 5日の初公判で女は起訴事実を認め、弁護側が「放火すれば自分に振り向いてくれると思った」と説明。さらに、犯行に使ったロウソクは、現場近くのお地蔵様に不倫相手の男性とその妻が別れることを祈るためにも使っていたとも明かした。

 検察側によると、女は男性の妻を付け回す行為もしており、放火は「家族を壊すため」と主張している。いずれにしても、不倫相手に捨てられたことを恨んでの犯行であることは、間違いないようだ。
 女性について、「行動は犯罪」としながらも、「気持ちはわかる。だけど、不倫するような男はろくなもんじゃない。罪を償って、くだらない男のことは忘れた方がいい」「もっと視野を広げてもらいたい」「さんざん騙された挙げ句捨てられたのなら切ないし気持ちはわかる」と同情的な声が上がる。

 一方で、「男が『妻と別れる』と言いながら、そんな気を見せていないことはわかっていたはず。こんな犯罪は許せない」「もっと合法的なやり方があったはず。放火は絶対に良くない」「自分だって相手の奥さんに迷惑をかけている。こんなのは許されない」と断罪する声も。
 そして、「既婚者でありながら女性をたぶらかせた男も悪い」「男も身から出た錆。きちんと話をつけておけば、こんなことにはならなかった。責任を取れ」「不倫が事実で、ズルズルと女性を騙してきたのなら、男の責任が大きい」と被害者となった元不倫相手の男性の責任を問う声も多かった。

 女性の行動は許されるものではないが、不倫関係を持った男性にも道義的責任があると言わざるを得ない。安易な不倫が、多くの人を不幸にするという見本のような事件だ。

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