>>『キワドい2人』原作と設定変更で好評「予測できなくて面白い」田中圭の“顔芸”は不評?<<
本作は2019年7月に放送された『ルパンの娘』(フジテレビ系)や、12年に放送された『再会』(同)の原作者であるミステリー作家・横関大氏による小説が原作の実写ドラマだ。異母兄弟である生真面目なキャリア刑事・神崎隆一(山田)と直観力にたけた破天荒な先輩刑事の黒木賢司(田中圭)がバディを組み、東京・池袋で起こる誘拐や立てこもり、殺人などの難事件を解決していく――というストーリーである。
※以下、ドラマのネタバレ含む
第3話では、お面を被った犯行グループによる老人を狙った「アポ電強盗」が多発し、神崎と黒木が捜査することに。米屋の店主で認知症を患う牧野洋子(島かおり)の孫・龍之介になりすました青年・鴻上健也(清水尋也)が犯行グループの一員であることが判明した。
神崎たちに、洋子の家に住みついた理由を尋ねられた鴻上が「龍ちゃん、龍ちゃんってうるさいから、振りをするようになった」「俺は…から揚げが、うまかったんだよ…」と涙を流すシーンがあった。これに視聴者は「唐揚げがうまかったんだ‥ってセリフはもう泣いた!根は優しいのに、愛を知らなくて犯罪に手を染めてしまった感が切ない」「清水くん、他の若手俳優より印象薄かったけど、今回の演技ですっかり魅せられた。最後のシーン、目が切なすぎて胸が苦しくなった」「清水くんはこういう不遇な役回りが多いけど、どれも繊細に演じているから飽きないな…」と、鴻上を演じた清水への称賛が集まっている。
清水と言えば、2014年に公開された映画『渇き。』で壮絶ないじめに遭う中学生役を演じ、注目を集めた。15年には宮部みゆき氏原作の映画『ソロモンの偽証』でいじめの加害者役を演じ、前作と真逆のエキセントリックな演技が高く評価された。18年放送のドラマ『anone』(日本テレビ系)では、広瀬すず演じる主人公と心を通わせる不治の病を患う青年役を演じるなど、不運な役回りが多い印象だ。しかし、同年放送の『チア☆ダン』(TBS系)では、土屋太鳳演じるヒロインの幼なじみのさわやかな野球少年役を演じ、同年放送の『インベスターZ』(テレビ東京系)では、高校の投資部に入部することになった主人公をコミカルに演じるなど、幅広い役柄に挑戦している。
本作の視聴者からは「これからの活躍が楽しみ」「映画出演が多い印象だけど、もっとドラマにも出てほしい」と清水に期待する声が集まっている。今後も清水の活躍に注目していきたい。