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中日・大野、完投途切れるも心配無用?「早い回で降りて申し訳ない」敗戦の中で示した意地とは

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大野雄大

 9月15日、広島対中日のゲームでドラゴンズのエース、大野雄大が4イニングを投げ終えた後、交代を告げられマウンドを降りた。

 初回、鈴木誠也の3ランを含む4連打を浴びるなど、立ち上がりで4失点を喫すると、その後は無失点に抑えるも、5回表の攻撃時に代打を送られている。この瞬間、7月31日の対ヤクルト戦から続いていた大野の連続完投が「6」で途切れた。

 2回からは復調し、最後まで安打を許さず5個の三振を奪うなど、本来の姿を取り戻していただけに、悔やまれる初回の内容だった。大野は試合後、「初回4失点して、早い回で降りて申し訳ない」とコメントを残している。

 ただ、連続完投が途切れたとは言え、ここまでの堂々たるマウンド姿は、多くのプロ野球ファン、さらには対戦相手にもインパクトを与えるには十分すぎる程の「投げっぷり」だ。

 8日の対巨人、菅野智之との投げ合いとなった一戦は、試合前より「エース対決」と注目を集めており、大方の予想通り、両者共に譲らない試合展開となる。大野はこの日も巨人打線の前に立ちはだかり、チームを勝利に導くことが出来ずに敗戦投手となったものの、最後までマウンドを守り抜いている。痺れるような投手戦を制し、勝利した菅野も「同じピッチャーとして本当に尊敬します」と大野への敬意を表し、巨人指揮官である原監督も「いい投手戦でしたね」と語った。今季、2度完投勝利を許した「天敵」を相手に、巨人も意地を見せた格好となったが、投手としての力量を認めていることは揺るぎない事実だ。

 今シーズン、大野は開幕投手としてスタートしながらも、一か月以上にわたり白星を挙げられずにいた。その間、ドラゴンズも波に乗りきれず、現在も借金を抱えたままだ。チームの低迷に加え、今季の過密日程もあって必然的にエースである大野への負担が大きくなり、その結果が両リーグでもダントツとなる完投数に現れている。投球回数、奪三振もリーグトップを記録、現代野球に似つかわしくない「完投男」という異名とともに、その左腕からは頼もしさばかりが伝わってくる。

 期待を一身に集めながらも途中降板となった広島戦、4回を投げ終え自軍ベンチに戻るや、すぐさまキャッチボールを始めていた。ビハインドを背負いながらも、以降も自分が投げ続けるという意思表示であることは明らかであり、その表情には一点の曇りもなく、エースとしての自信だけが力強くみなぎっていた。(佐藤文孝)

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