この日の朝、東京・ジャイアンツ球場でチームメイトに別れの挨拶を行った澤村は、その足で千葉に移動し、会見に臨んでいる。
背番号は「57」に決定した。巨人では「15」という若い番号を背負っていたが、“新生”澤村を見せて行くには、背番号など関係ないのかもしれない。澤村は「まだまだ野球が上手くなりたい。そういう気持ちでいます。マリーンズで、とにかく優勝。今、チームはとてもいい位置にいる。呼んでいただき、その期待に応えたいという想いで一杯です」と笑顔でコメント。ロッテに入団した選手には“お約束”となっている「コアラのマーチ」を両手に写真撮影に応じるなど、既にロッテの澤村として、新天地に懸ける想いが強いようだ。
井口資仁監督は「力強いスピードボールで打者を抑え込むピッチャー。今までのウチにはあまりいないタイプ。今、チームは非常にいい位置にいるので優勝をするための力になって欲しい。頼もしい存在ですし、期待をしています。起用法に関してはこれから考えていきます」と話しており、ロッテでは先発で行くのか、中継ぎで行くのか、起用法はまだ不透明だが、実績は十分なだけに即戦力のピッチャーとして、早期の一軍昇格が予想される。
ロッテには中央大学時代の先輩の美馬学投手や、後輩の井上晴哉内野手らが在籍しているだけに、環境面でも早く馴染めそうだ。
(どら増田)