各紙によると、説明会の司会を務めたのは、リニューアルに伴い同番組の進行役を務めることになった同局の伊藤利尋アナウンサー。
>>坂上忍「どうしても許せない」文春のパワハラ報道に言及も、「こういうやりとりがパワハラ」呆れ声も<<
同番組を巡っては、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が、MCを務める坂上忍の一部のスタッフに対するパワハラ疑惑を報じ、坂上は同誌の直撃取材を受けていた。
今月3日の放送で、坂上は「正直な感想として、パワハラを上回っている。僕が絶対権力者のようにキャスティング権、フジテレビさんの人事権を握っているようなワンマンな人として描かれているんです」などと、記事内容を全力で否定していた。
そのため、この日の伊藤アナの発言が注目されたが、各紙によると、坂上との仲の良さをアピールした上で、「ご一緒してきた中では、文春さんが書かれてるようなニュアンスは正直感じてない」などと擁護。
さらに、担当部長は「スタッフが坂上さんからお叱りを受けることも、スタッフ側から意見を申し上げることもある。パワハラと該当する認識はなかった」と否定した。
「フジとしては、いずれは伊藤アナの体制に移行しようとしているが、現状は番組の“顔”であるイメージダウンは避けたいところ。コロナ禍でCM出稿が激減する中、番組スポンサーにリニューアル後の変わらぬ出稿を促すためにも、報道を“火消し”して坂上をかばうしか選択肢はなかった」(テレビ局関係者)
どうやら、形的には“火消し”になったかもしれないが、たまったものでないのはパワハラの被害者側だ。
「狙った獲物は逃さないのが“文春砲”。次号以下で坂上のパワハラの証拠など、強烈な記事の掲載があるのでは」(週刊誌記者)
坂上もフジもまだまだ安心できないかもしれない。