>>『24時間テレビ』、ジャニーズの歴史映像にSMAPなし?「なかったことにされてて怖すぎ」の声も<<
今年の24時間テレビのテーマは「動く」。中高年者に勇気を与えようと、合計527歳を誇る笑点レギュラーメンバーの内、春風亭昇太、林家たい平、林家三平、山田隆夫(三平は当日、扁桃腺の腫れで欠席)が挑戦した。
笑点メンバーの中でも比較的若い人選だったが、昇太と山田はともに還暦を迎えているため慣れない歌とダンスに苦戦していた。
だが、キンプリ・岸優太の指導に必死に食らい付き、仕事の合間を縫って猛練習。当日は岸と共にぎこちない動きながらも1番を歌唱付きで踊り終え、スタジオからは拍手が起きた。
だが、その拍手を打ち消すように後ろの巨大パネルから本家のキンプリの映像が流れ始めた。踊り終わった笑点メンバーは「あれ?あれ?」と動揺。しばらくすると、岸が笑点メンバーを手招きしてステージから退場させ、代わりにキンプリのメンバーが登場。2番以降を引き継いだ。
いわば、モノマネ番組における「ご本人様登場パターン」と同様の演出。ただ、本家キンプリの登場が唐突であったほか、笑点メンバーの頑張りが無下にされたように見えたとして、視聴者からは批判が続出。「せっかく笑点の人たち頑張ってたのに邪魔者扱いされてかわいそう」「当て馬にされたようで、せめて同じ曲じゃなくて違う曲なら」「50年以上も日本テレビを盛り上げた笑点が若手ジャニーズの前座扱いで失礼」「なんでキンプリの中に笑点メンバーが交じる構成にしなかったんだろう」といった声が出た。
もっとも、芸歴の長い笑点メンバーは自分の役割を十分に承知していたのか、出番が終わってもステージの隅で「シンデレラガール」を踊り、笑顔でキンプリの登場を歓迎していた。視聴者からは「笑点メンバーはよく頑張った」「おじさんでもここまでできるってすごい」と、ベテラン芸人らしい真摯な姿勢を称える声も相次いでいた。
いい企画だっただけに演出と構成のまずさが目立ってしまった。