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人気バンドマンも号泣、15歳で出産も…リモート占い番組は壮絶女の苦労話オンパレード

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みちょぱ

 コロナ禍にあった4月の番組改編期にスタートした「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)。趣旨は、スゴ腕占い師たちが街に出て、いきなり「突然ですが占ってもいいですか?」と持ちかけて、占ってしまう…はずだった。ところが、コロナ自粛、ソーシャルディスタンス、接触厳禁ほか、数多い規制のカベにぶち当たり、変更。リモート占いに切り替わった。

 そのさまをスタジオでモニタリングするのは、俳優の沢村一樹、女優の水野美紀、モデルのみちょぱこと池田美優。肩書は、フォーチュンウォッチャー。別称・幸運見届け人だ。
 一般人の家庭や職場、恋愛事情をズバズバ当てていき、ロックオンしていく占い師たちは個性豊かだ。

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 福岡県博多市出身の木下レオンは、俳優かと見まがうほどのイケメン。四柱推命、九星気学、神通力が主で、生年月日から運命を推測する東洋占星術と神通力を融合した帝王占術で鑑定する。巫女の血筋を持つ天星術の開祖・星ひとみは元タレント。生年月日、姓名判断、血液型、顔相、手相などの要素から占う。沖縄県出身のシウマは、元甲子園球児。琉球風水、姓名判断、九星気学が主で、身の回りの数字から運気を判断・開運へ導くオリジナルの数意学を用いる。さらに、ゲッターズ飯田の一番弟子のぷりあでぃす玲奈は、名前や生年月日から恋愛、家庭、職場事情で占う「五星三心占い」で鑑定する。

 驚嘆に値するのは、占いの的中率の高さではない。リモート出演する一般人の壮絶さだ。15歳で出産した無職の女性。不妊治療に打ち込む夫婦。新型コロナに罹患した夫と同居する母や、パンセクシャルという全性愛者の学生。10歳で誘拐未遂に遭った39歳の歯科衛生士。12日オンエア分では、ゲッターズと10年来の友人であるロックバンドのマキシマム ザ ホルモン・ナヲが出演して、自身の過去を明かし落涙した。

 家族や子どもの話題にめっぽう弱いのは、43歳で初出産を経験した水野。VTR明けに大粒の涙を流す姿は、定番となりつつある。そのベテラン女優に引けを取らないのは、21歳の“バラエティクイーン”みちょぱ。高すぎる適応能力は驚嘆のひとことに尽きる。

 コロナ以降、テレビ番組はリモート収録が主流となった。その利点が最も出るのが占い。しかし、視聴率にはあまり反映されていない。その現実ばかりは見えなかったようで…。

(伊藤由華)

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