メインイベントでは、潮崎豪&中嶋勝彦&清宮海斗&谷口周平&大原はじめ&小峠篤司が、拳王&マサ北宮&征矢学&覇王&仁王&稲村愛輝の金剛と12人タッグマッチで激突。
試合は12人が入り乱れる大混戦となったが、特にヒートアップしたのが、GHCナショナル王者の中嶋勝彦と、24日に特別興行を控える金剛のリーダー拳王だ。勝彦のフロントハイキックから、蹴り技を得意とする2人による蹴り合いが続き、お互いに一歩も引かない攻防を繰り広げた。最後は潮崎が稲村とのパワー対決を豪腕ラリアット2連発で制している。
試合後、勝彦はマイクを握ると、「おいっ!拳王!待てよ!」と花道から控室に戻ろうとする拳王を呼び止めた。すると、「有観客でやって、俺も幸せだし、お前も楽しいだろ?久々のこの空気。お前も最近くすぶってるからさ。どうだ?このベルト欲しくないか?イエスか?ノーか?答えてくれよ」と、拳王を次期挑戦者に逆指名した。拳王は無言でその場を去ろうとするが、勝彦や場内のファンの声援に押される形でリングに戻ると、「おいっ。中嶋勝彦!このベルトに誰も挑戦しなかったら、俺の名前を出すのか?お前が持ってるこの赤いベルトに魅力がないから、みんな挑戦しねぇんだよ」と斬り捨てるも、「赤いベルト可哀想だなぁ。元はと言うと、このベルトはリデットエンターテインメントが作ったベルトだ!そんなのなぁ、欲しいに決まってんだろ!」と挑戦を受諾。
8.4後楽園大会で、2人によるタイトルマッチ開催が決定した。バックステージで、拳王は「俺があのベルトを奪って、魅力的な赤いベルトにしてやるからな!」とタイトル奪取を誓った。
◆プロレスリング・ノア◆
『STAY TOGETHER FOREVER ! day2』
2020年7月19日 観衆 487人
東京・後楽園ホール
▼12人タッグマッチ(60分1本勝負)
○潮崎豪&中嶋勝彦&清宮海斗&谷口周平&大原はじめ&小峠篤司(21分05秒 片エビ固め)拳王&マサ北宮&征矢学&覇王&仁王&稲村愛輝●
※豪腕ラリアット
文・どら増田