<オリックス戦績 6.30〜7.5>
対 埼玉西武ライオンズ(埼玉・メットライフドーム)
▽6月30日
●オリックス(アルバース)2-3(高橋光)埼玉西武○
▽7月1日
○オリックス(鈴木優)6-0(今井)埼玉西武●
▽7月2日
●オリックス(山崎福)5-9(本田)埼玉西武○
▽7月3日
△オリックス(榊原)4-4(ニール)埼玉西武△
▽7月4日
○オリックス(田嶋)4-3(松本)埼玉西武●
▽7月5日
○オリックス(山本)8-5(與座)埼玉西武●
※オリックスの3勝2敗1分。今季通算は15試合4勝10敗1分け。
※(カッコ)内は先発
今週はダブルエースの筆頭だった山岡泰輔が離脱したことにより、開幕ローテーション入りを果たした6人のピッチャーのうち、3人が登録を抹消されてしまった先発ローテーションの再編が課題となっていたが、鈴木優、山崎福也、榊原翼がいずれも来週に繋がるピッチングを披露。鈴木優は高卒6年目にして、プロ初勝利を5回ノーヒットのピッチングで手に入れた。これで先発6枚がひとまず固まったのは、大きな収穫と言っていいだろう。
しかし、中継ぎ陣に関しては引き続き不安を拭えない。敗れた試合はいずれもリリーバーが打たれて失点をしており、クローザーのディクソンは調子が上がって来て、セットアッパーとして加わったヒギンスも好調をキープしているが、その他の選手は不安定。7回まで投げられる先発が山本、田嶋しかいないのが現状なだけに、ここは早急に再整備する必要がある。ファームで復活した近藤大亮の昇格を待ちたい。
野手は守備に難があったジョーンズを、思い切って指名打者にしたのは良かったのではないだろうか。吉田正尚、T-岡田といった和製大砲の2人が好調で、ジョーンズ、ロドリゲスにも当たりが出て来た。安達了一が全試合出場出来れば良いのだが、そこはチームでカバーしていくしかない。ただ、控え選手が弱いのが気になるところ。怖さを感じる代打の切り札は、近年のオリックスに欠けているピースの一つであり、ファームで調整中の選手から突き抜けた選手が出てくれば出場チャンスはある。
オリックスは7日から本拠地、大阪・京セラドーム大阪に戻り、北海道日本ハムと福岡ソフトバンクを相手に6連戦ずつ対戦する。この12試合で、どこまで借金を返すことが出来るのかが鍵になるのは間違いない。西武6連戦で勝ち越して本拠地に戻れたことは追い風になり、ここからの巻き返しに期待したい。
(どら増田)