最近では、複数女性との不倫スキャンダルで活動を自粛したアンジャッシュの渡部建について、「個人的には本人出てきて謝らないとまずいんじゃないの」と指摘。石黒の意見に共感する視聴者がいる一方で、渡部に対する批判は後を絶たない。
石黒というと、父で元テニスプレーヤー・石黒修氏の推薦によって1983年放送のドラマ『青が散る』(TBS系)でいきなり主演デビュー。その後は、代表作となった98年放送のドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)、『ショムニ』(同)などの人気作品に出演し、トレンディ俳優として人気を博した。
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私生活では、一般人の女性を妻に持ち、一女二男に恵まれた。2005年4月、絵本『Scary』(トランスワールドジャパン)の翻訳をきっかけに、「絵本パパこれ読んで!シリーズ」として、同社からイシグロ・ケン名義で6冊の絵本を出版。また、08年よりWOWOW『ウィンブルドンテニス』のスペシャルナビゲーターを務めるなど、活動の場を広げている。
マルチな才能にあふれる石黒は、2009年3月から放送開始された情報番組『ひるおび!』(TBS系)の曜日パーソナリティーとして起用された。番組では石黒の他に、俳優の寺脇康文や高橋克典、高嶋政宏といった、曜日ごとに入れ替わる豪華俳優陣の出演が話題となった。だが、石黒の出演は番組制作者の期待をまんまと裏切る形となり、石黒の痕跡が今となっては“黒歴史”呼ばわりされている。
「成城大学出身の知性派として石黒のコメント力に期待を持たれたようでしたが、いざ話を振られた石黒は、ろくなコメントどころか、だんまりを決め込んでしまう始末。視聴者からの評判が悪かったのか、この曜日パーソナリティー制度そのものが半年で終了しています」(芸能ライター)
だが、石黒は10年の時を経てまたしてもコメンテーターとして、冒頭番組に降臨した。しかし、スポーツ以外のニュースには相応のコメントが瞬時に湧いてこないのか、またしても当時から石黒の評判は芳しくないとされ、存在自体が“黒歴史”だという声も。
「例えば、教師間のイジメ問題を取り上げた際には、『学校の中核を担う先生だったので、その人たちがこんなことするんだと』といった素人同然のコメントを述べ、ネット上では『石黒の存在自体が“物置”同然。番組にとっての“黒歴史”なのでは』『コメントできないなら、もっとパッとするまともな俳優の方がいい』などの散々な叩かれようです。他には、海で漂流していた男性が救助された話題について、『救命胴衣ももちろん着けて……いや……着けていたかは分かりませんけど』と、早とちりして周囲を困惑させていました。また、2019年の台風19号の被害状況の深刻さを報じたときには、『僕も恐怖を感じました』とお門違いのコメントを口にし、視聴者からは呆れ声が続出していました」(同)
近年は、俳優として目立った活動はなく、新たな分野を開拓したいところなのだろうか。コメント力がイマイチとされている石黒だが、冒頭に述べた渡部への一喝は説得力がある。今後もこの調子で、バッサリ斬っていただきたいものだ。