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「海老蔵暴行事件」の発端はモデルにフラれた腹いせ? 今や良いパパのやんちゃ時代【有名人の消し去りたい“黒歴史”】

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市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が19日、自身のブログを更新。2人の子どもたちの様子について明かした。現在、市川團十郎白猿の襲名を控えている海老蔵だが、長女・堀越麗禾ちゃんは舞踏家・市川ぼたんをすでに襲名しており、長男・勸玄くんは市川新之助の襲名を控えている。

 ブログには、「二人とも朝一から踊り稽古自主的にしてました」と自ら稽古に励む子どもたちに対し、「少しですが、とても嬉しい」と父として、師匠として身にしみて感じたようだ。新型コロナウイルスの影響で子どもたちと過ごす時間が増えたことを明かしている海老蔵だが、稽古の合間をぬっては子煩悩ぶりを大いに発揮し、子ども中心の生活を送っているイメージが強い。そんな海老蔵の子育てライフに多くのファンが興味を示している。

 >>海老蔵長男・勸玄くんも!タレントが子どもを『はじめてのおつかい』撮影に参加させるワケ<<

 海老蔵というと、若い頃から“ヤンチャ”で知られ、10代の頃は幼少時から続く厳しい稽古と家柄・伝統の重責に耐え切れず反発を繰り返していたという。さらに、マスコミにも常に追い回された反動なのか、生意気な口利きや素行の悪さを見せていた。以前は舞台に上がることさえ苦痛だったというが、新たな歌舞伎ブームを巻き起こす火付け役として一躍買った。

 一方で、女性関係も派手だった。2003年2月には元歌手との間に認知した“隠し子”の存在が判明。その後も、女優・米倉涼子をはじめ数多くの女性芸能人との浮名を流し、メディアをにぎわせては強気な発言で注目を集めていた。
 そして2010年3月、フリーアナウンサーの故・小林麻央さんと結婚。稀代のプレイボーイがついに年貢を納めた。

 今ではイクメンで通っている海老蔵だが、かつては酒とオンナの武勇伝には事欠かさなかった。結婚後も相変わらず奔放さは健在だった。現在の“良いパパ”とは大きくイメージの違う黒歴史ともいえる。
 中でも、2010年11月に起こった「第11代目市川海老蔵暴行事件」は芸能史を揺るがし、世間に大きな衝撃が走った。事件は、泥酔した海老蔵が東京・西麻布の雑居ビル内において数名から殴る蹴るの暴行を受け、全治6週間の重傷を負ったのだ。その際、暴行現場に同席していたとされるのが元暴走族リーダーの男といわれ、この事件をきっかけに「関東連合」という半グレ集団の名を世に知らしめた。

 「同年12月の会見では、総勢500名ほどのマスコミが集結するほどで注目を集めました。暴行時の様子を『死ぬかと思いました』と説明した海老蔵は、無期限の謹慎を発表。質疑応答にも真摯に対応していましたが、事件について詳しく語ることはありませんでした」(芸能ライター)

 また、海老蔵は「酩酊し、記憶はあいまい」としながらも、けしかけたのは自分でないことを前提に、相手に「灰皿にテキーラを入れて飲むよう強要した」などの挑発行為については完全否定。あげく被害届を提出したことで男を下げてしまった。

 多くのナゾを残したこの事件の結末は真相が不明のまま、闇に葬られた。だが、一部報道によると、バーで関東連合のリーダーたちと飲んでいた海老蔵が、モデルの藤井リナを口説いたもののあしらわれたのがしゃくにさわり、リーダーに絡み出したという。酒癖が悪いといわれる海老蔵は、暴言や屈辱的な行動をリーダーに吹っ掛け、結果“半殺し”にされたようだ。

 その後2011年7月、長女・麗禾ちゃん、13年3月に長男・勸玄くんが誕生し、2児の父親となった。
 シングルファーザーとして、懸命に子育てする良きパパの印象が強い海老蔵は、最愛の妻を亡くしてから変貌し、世間を驚かせた。我が子のためにも、数々の武勇伝は封印したままでいてほしいものだ。

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