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巨人、開幕ローテ確実の戸郷に黄信号? 「どこかが壊れやしないか」堀内元監督が“アーム投げ”を危惧、大手術に迫られた選手も

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堀内恒夫氏(写真は監督時代)

 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、16日に自身のブログに投稿。巨人の高卒2年目投手・戸郷翔征について言及した。

 >>元巨人・堀内氏「投げこみが足らんな」 ソフトバンク戦10失点の戸郷に苦言、「去年の日本シリーズみたい」の声も<<

 戸郷は同日に行われたロッテとの練習試合に先発し、「5回無失点」と好投。これにより、球団では1987年の桑田真澄以来となる高卒2年目以内での開幕ローテーション入りがほぼ確実になったとみられている。

 同日の登板を「先発ローテーションを考えてのことだったと思う」と推測した堀内氏は、「間隔で言えば戸郷にとっての開幕は広島戦だろう」と6月23~25日の対広島3連戦で今シーズン初登板を迎えるのではと予想。

 その上で、「開幕となれば相手も生活がかかってるんだ 目の色を変えて向かってくるだろう。しかも相手は広島だ」、「これまでのいいピッチングを真に受けちゃいかんぞ。気持ち新たに気を引き締めていくこと」と気を緩めずにシーズンを迎えることを願った。

 戸郷に期待を寄せた堀内氏だが、その一方で「腕を後ろに引きすぎるフォーム」を心配しているとした。戸郷の投球フォームは腕を後ろに引く際に肘を伸ばし、その後も肘を曲げないまま腕を振るいわゆる“アーム式”と呼ばれる投げ方だが、堀内氏は「あんな後ろから投げてきてしかもフォークを多投する。体が1年もつのか どこかが壊れやしないか」と故障につながることを危惧していた。

 今回の投稿を受け、ブログのコメント欄やネット上には「怪我さえ無ければ2ケタは勝てると思うので、1年間怪我無く頑張ってほしいです」、「故障しやすそうなフォームって言うのは分かる、肩にすごい負担かかってそうだし」、「そもそも高卒2年目でまだ体が出来上がってないだろうから、首脳陣には余裕を持った起用をしてほしいなあ」といった反応が多数寄せられている。

 「アーム投げは肘をなるべく曲げずに肩を大きく使って腕を振る投げ方ですが、“肩やひじへの負担が大きく故障につながりやすい”、“ボールの出所が打者に見えやすいので打たれやすい”といったデメリットがあるためプロでは大成しない投げ方と言われています。一例を挙げると、2015年夏の甲子園で準優勝投手になった仙台育英・佐藤世那は当時からアーム投げでしたが、翌2016年から入団したオリックスでは3年間一軍登板なし。この間にはサイドスローやアンダースローへの転向にも挑戦しましたが効果は出ず、2018年のオフに戦力外となりました。翌2019年からは横浜の社会人チームでプレーしていますが、高校時代から抱えていたという右ひじの痛みによりトミー・ジョン手術を余儀なくされています」(野球ライター)

 今シーズンは開幕が3カ月遅れた影響で、序盤から6連戦が続く過密日程が組まれている。投手陣には例年以上に疲れがたまることが予想されているため、戸郷は右肩、右ひじを含めた体のケアにどれだけ時間を割けるかが成績を左右することになりそうだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/

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