この措置は、政府が来月から小売店のレジ袋を有料化するに伴うもので、ファミリーマート、ローソンは1枚あたり3円。そして、セブン-イレブン・ジャパンは小・中・大・弁当用4種類を3円、特大サイズを5円とする。
政府の制度では、バイオマス素材の配合率が25パーセント以上のレジ袋の場合、有料化義務付けの対象外。コンビニ大手3社も、義務付け対象外のゴミ袋を採用しているが、プラスチックごみ削減のため、有料化に踏み切るのだという。
スーパーマーケットでは、レジ袋を有料化する店舗が増えているが、これまでコンビニエンスストアは、有料化に踏み切っていなかった。7月から有料化となることで、利用客はマイバッグを持ち込むか、金を払ってレジ袋を買うかの選択を迫られることになる。
この措置に、ネット上では「世の中の流れだし、環境を考えれば仕方ない」「スーパーマーケットが有料で、コンビニエンスストアが無料なのはおかしい。環境のためだし、諦めるしかない」と肯定的な声もあったが、批判の方が目立つ。
コンビニエンスストアのヘビーユーザーからは「コンビニってふらっと立ち寄るもの。サラリーマンが昼休みや仕事帰りにバッグを用意出来るわけがない。事実上の値上げだろう」「レジ袋をケチったところで環境が良くなるとは思えない。日本人に苦労を押し付けて楽しんでいるとしか思えない」「袋に入る分しか買わなくなるから、買い控えが発生して売上が落ちる。マイバッグにウイルスが付着したらと考えても怖い」「コンビニにエコバッグなんか持っていけるわけがない。政治家や官僚はコンビニなんか行かないんだろ」と批判が殺到する。
また、「スーパーマーケットと違って袋に詰めるスペースがない。マイバッグに物を詰めるまでずっと待っていろってことか」「店員はいちいちレジ袋をつけるか聞いて、金額を入力しなければいけない。今でもいろいろ複雑な業務をこなしているのに、またかよ」とオペレーションの複雑化を危惧する声も出た。
環境のためという名目だが、事実上の値上げとの声もあるコンビニエンスストアのレジ袋有料化。7月以降、マイバッグを持つ利用客が増えることは、間違いないだろう。