国内事情
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社会 2020年06月10日 19時00分
住民税の還付金を1ケタ間違えて振り込み、1年半後に返還要求も拒否 摂津市が民事訴訟も物議に
大阪府摂津市が、2018年度の住民税約166万円を市民の男性に還付するところを誤って約1666万円還付し、1年半後に超過分の返還求め、男性が拒否している問題で、同市が提訴する方針を固めたことが9日、わかった。 事の発端は、市の担当者が、市内に住む男性の株式などの所得に伴う還付金、166万810円を還付するところを、1666万810円振り込んだもの。市は当初ミスに気が付かず、1年半後に事実を知り、返還を求める。 しかし、男性は借金返済などに1666万810円を使ってしまい、「残っていない」ため、返せないと主張。市は9日、23日までに返還の意思が示されない場合、民事訴訟することを固めた模様だ。男性は弁護士を通じて、「役所から返ってきたお金だから間違いがあるとは思わなかった」とコメントしているという。 このニュースにネットの反応は様々。「気づいていないはずがない。桁が一桁違うことに気づいていながら懐に入れた横領だ」「還付金も市税から賄われている。速やかに返すべき」「完全な開き直り。示談にする必要もない。今すぐ金を返すよう強く出るべきだ」と金を返さない男性に怒りの声が上がる。 一方で、「市の担当者が間違えたのがそもそもの始まり。しかも1年半気が付かず、突然返せと言われても。間違えた担当者が差額分を市に返還するべきじゃないのか」「還付金が間違っているかどうかなんて、実際わからない。男性だけが悪いというような風潮は疑問」と男性に同情する声も出る。 そして、「まず間違えた担当者を処分するべきだ」「男性が金を返すのは当然だけど、市の担当者も責任を取らなければおかしい」「間違えて1年半後に金を返せなんて、ちょっとおかしい。ミスした人間が責任を取れ」と、摂津市の責任を指摘するネットユーザーも多かった。 市の担当者の「たるみ」から生まれた今回の事案。今後どのような展開を見せるのか注目される。
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社会 2020年06月04日 12時10分
コンビニ大手3社、7月1日からのレジ袋有料化を発表 「事実上の値上げ」利用客から批判や不安の声
3日、コンビニエンスストアの大手3社が7月1日からレジ袋を有料化することが判明。その対応が物議を醸している。 この措置は、政府が来月から小売店のレジ袋を有料化するに伴うもので、ファミリーマート、ローソンは1枚あたり3円。そして、セブン-イレブン・ジャパンは小・中・大・弁当用4種類を3円、特大サイズを5円とする。 政府の制度では、バイオマス素材の配合率が25パーセント以上のレジ袋の場合、有料化義務付けの対象外。コンビニ大手3社も、義務付け対象外のゴミ袋を採用しているが、プラスチックごみ削減のため、有料化に踏み切るのだという。 スーパーマーケットでは、レジ袋を有料化する店舗が増えているが、これまでコンビニエンスストアは、有料化に踏み切っていなかった。7月から有料化となることで、利用客はマイバッグを持ち込むか、金を払ってレジ袋を買うかの選択を迫られることになる。 この措置に、ネット上では「世の中の流れだし、環境を考えれば仕方ない」「スーパーマーケットが有料で、コンビニエンスストアが無料なのはおかしい。環境のためだし、諦めるしかない」と肯定的な声もあったが、批判の方が目立つ。 コンビニエンスストアのヘビーユーザーからは「コンビニってふらっと立ち寄るもの。サラリーマンが昼休みや仕事帰りにバッグを用意出来るわけがない。事実上の値上げだろう」「レジ袋をケチったところで環境が良くなるとは思えない。日本人に苦労を押し付けて楽しんでいるとしか思えない」「袋に入る分しか買わなくなるから、買い控えが発生して売上が落ちる。マイバッグにウイルスが付着したらと考えても怖い」「コンビニにエコバッグなんか持っていけるわけがない。政治家や官僚はコンビニなんか行かないんだろ」と批判が殺到する。 また、「スーパーマーケットと違って袋に詰めるスペースがない。マイバッグに物を詰めるまでずっと待っていろってことか」「店員はいちいちレジ袋をつけるか聞いて、金額を入力しなければいけない。今でもいろいろ複雑な業務をこなしているのに、またかよ」とオペレーションの複雑化を危惧する声も出た。 環境のためという名目だが、事実上の値上げとの声もあるコンビニエンスストアのレジ袋有料化。7月以降、マイバッグを持つ利用客が増えることは、間違いないだろう。
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社会 2020年06月02日 19時00分
兵庫でカメムシが大量発生、そのワケは?「しばらく部屋干しにしないと」県民から悲鳴相次ぐ
兵庫県病害虫防除所が、県内で果樹類に悪影響を与える果樹カメムシ類が大量発生しているとして注意を呼びかけたことに、驚きが広がっている。 同所によると、今年4月~5月の間、加西市や朝来市に設置したフェロモントラップに、例年を大幅に上回るチャバネカメムシが飛来したのだという。果樹カメムシ類は果物を好み、小さい段階で果汁を吸うと痕が残ってしまうため、品質の低下を避けることが出来ないため、悪影響を及ぼす。 果樹カメムシ類が大量発生している原因について、兵庫県病害虫防除所は「暖冬の影響により、越冬量が多かった」と分析。さらにこの春、スギやヒノキの花粉量が多かったことから、果樹カメムシ類のエサとなるスギ・ヒノキの毬果(きゅうか)量も多くなることが予想されことから、越冬世代発生の長期化と次世代虫の増殖が助長されるため、「6月~9月にかけ長期的にわたり、兵庫県内の農園に飛来する可能性がある」と注意を促す。 >>目の痛みを訴えた女性、まぶたの裏から寄生虫数十匹を摘出 思わぬ感染経路に恐怖の声が殺到<< そして、「防除上の留意点」として、各園地での見守りの実施、被害を認めた場合は速やかに防除する、山林に近い場合は特に注意と呼びかける。さらに、「ナシやモモの有袋栽培の場合は、袋かけ作業を早めに実施する、果樹カメムシは「夜間を中心に活動することから、夕方から防除を行うと効果が高い」と分析した。 カメムシは強烈な悪臭を放つ虫で、嫌う人も多いだけに、兵庫県民からは「嫌すぎる。バッドニュース」「洗濯物に付いていたら最悪。しばらく部屋干しにしないといけないかも…」「兵庫から出ていきたい」という声が上がる。 一方で、「岐阜県でも大量発生している」「地獄絵図。兵庫に行きたくないと思ってしまう」「対岸の火事とは思えない。日本全国に広がる可能性もあるのではないか」という声も出た。 農作物はもちろん、洗濯物など日常生活にも悪影響を及ぼすカメムシ。兵庫県民は注意してほしい。記事の引用について兵庫県病害虫防除所果樹カメムシ類の発生状況と防除対策についてhttps://web.pref.hyogo.lg.jp/press/documents/20190612_2857_1.pdf
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社会 2020年05月04日 12時00分
LINE通知だけが原因じゃない? 外出自粛中の意外な“不倫バレ”
新型コロナウイルスの感染拡大により外出自粛措置が取られ、ほとんどの人がこれまで以上に家にいる時間が多くなっているだろう。 自宅で仕事をする人も増えているが、勤務体系が変わったことで、これまで隠していた綻びが出て、不倫がバレるケースがあるという。 「外出自粛前は、偽の出張を入れて毎週のように不倫相手と旅行に行っていましたが、外出自粛後は出張の嘘はつけず、これまでのように不倫相手と会えない時間が続きました。なんとかLINEで連絡を取り合うなどして、『寂しい』と言う不倫相手をなだめていたのですが、ある時、会えないことに痺れを切らした不倫相手が、自宅に手紙を送ってきたんです。私宛だったのですが、可愛らしいピンクの封筒に入っていて、見るからにラブレターだったので、怪しんだ妻が開封。手紙には私への気持ちとともに、これまでの旅先の思い出も綴られていて、全てがバレて修羅場になりました」(50代男性) 妻の勘は、ちょっとしたことでも働くようだ。 「取引先の担当の子と不倫をしていたのですが、その子とテレビ会議をする時だけ、いつも以上に身だしなみに気をつけていたんですね。そんな私のことを怪しんだ妻が、かなりの剣幕で問いただしてきたので、結局本当のことを言わざるを得ず、不倫がバレました。仕事は書斎で一人でしていましたが、妻によるとテレビ会議の声が外に漏れていて、身だしなみに気をつけていた日のテレビ会議の声は、デレデレしていたそうです」(30代男性) また、新型コロナウイルスの感染拡大がきっかけで、家族との向き合い方が変わり、不倫が明るみになったパターンもあるようだ。 「コロナのニュースが流れるたびに不安になり、自分にとって本当に大切なものは家族だと気づきました。不倫をしていたことを後悔し、不倫相手に別れを切り出したのですが、外出自粛中ということもあり、LINEで別れを一方的に伝えたんです。しかし、1年ほど関係が続いていたので、不倫相手がその扱いにキレ、1日に何度も僕の携帯に電話をしてきました。電話が鳴り止まないので、妻が不審に思い、自分の罪悪感もあったことから不倫を打ち明けることに。もちろん許してはもらえず、今、家で非常に気まずい日々を過ごしています」(30代男性) 外出自粛により、不倫が明るみになった人は少なくはないようだ。
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社会 2020年05月03日 12時00分
外出自粛のストレス対処法、逆効果の可能も? コロナ鬱を防ぐためにやめるべきこと
外出自粛要請により、多くの人から聞かれている、新型コロナによるストレス。一部からは「コロナ鬱」とも呼ばれ、先の見えないこの状況や、外出できないことに対するストレスで、鬱っぽくなってしまったり、怒りやすくなったりしてしまうという。 しかし、そんな中でも、余計なストレスを溜めずにこのコロナ禍を乗り切る方法がある。まず、その一つが生活リズムを崩さないこと。リモートワークを導入する企業が増え、通勤時間がなくなったために夜遅くまで深酒し、朝は始業ギリギリの時間に起きるという人も増えてきているが、生活が急に崩れたことで体調が悪くなったり、集中力が下がったりするケースも。生活リズムを崩さずにいることで、普段と同じテンポで仕事ができるようになり、通勤に当てていた時間を使って、室内でできる軽い運動をすることで運動不足解消にもなり、仕事前に頭がすっきりする場合もある。 また、リモートワークの場合は自宅をこまめに換気したり、コーヒーや紅茶などカフェインの入った飲み物ではなく、常温の水を多めに飲むことで、代謝がアップする効果もある。さらに、仕事を終えた後は、ゲームや、オンラインレッスンなど、自宅でできる趣味を見つけると、よりストレスを少なくすることが可能だ。 一方、仕事に関係なく、毎日流れる新型コロナのニュースで鬱々としてしまう人もいる。情報収集に必死になる余り、毎日のワイドショーをチェックし、不安を煽る情報を隅々まで見てしまうあまり、それが多大なストレスに。今後への不安も溜めてしまうのであれば、ニュースはNHKのものや、ネットでチェックするに留め、ワイドショー流しっぱなしなどは控えるのがベター。最低限の情報のみチェックし、精神衛生を保つこともコロナ鬱を避ける立派な方法と言える。 かつてない、特殊な状況であるコロナ禍。ストレスを避けることは体調を整えることにも繋がるだろう。
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社会 2020年05月02日 12時10分
“アベノマスク”よりも好評? 話題となった地方自治体のマスク供給の取り組み
新型コロナウイルス感染拡大の影響で今や貴重品となったマスク。当初、「必要ない」としていたアメリカやヨーロッパ諸国も現在は着用を勧めており、その需要は高まるばかりだ。 医療機関でもマスク不足が深刻化。通常のサージカルマスクを回すため、安倍晋三首相は洗って使用できる布マスクを全世帯に配布。一定の効果はあるものと思われたが、一部国民からは不評だった。 国の措置には批判が集まっているが、自治体レベルのマスクを配布する取り組みは称賛されている。今回はそんな施策を紹介したい。 岩手県一関市は、市民が統一規格を元に作った大人用の布マスクを1枚150円で買い取り、それを市民に無料配布する「みんなのマスクプロジェクト」を実施している。プロジェクトが開始された4月7日時点では、新型コロナウイルス感染者が出ていなかった岩手県だが、感染への不安からマスクは品薄状態。そんな不安を解消するとともに、布マスクを作った人への「報い」として150円で買い取り、それを無料配布するのは画期的で、評価する声が相次いだ。 繊維産業が盛んな栃木県足利市が始めたのが、市内の繊維業者が製造した布マスクを妊婦や全小中学生に配布する取り組みだ。 足利市は中止の決まった催し物の費用などを財源に、約4億5000万円で、繊維業者5社に布マスクの製造を依頼。完成品を妊婦約1500人に3枚、全小中学生約1万人に2枚ずつ配布する予定だ。 福井県は県内全世帯にマスク50枚入りを2箱買うことができる「マスク購入券」を全世帯に郵送した。 同県は独自に1箱50枚入りのマスク30万箱以上を確保しており、福井県のドラッグストアチェーン「ゲンキー」の県内64店舗に持っていくと、1箱50箱入りのマスを2350円で購入することが出来る。 このような利用券を配布することで買い占めを防ぐことが可能となるとともに、全ての福井県民にマスクを流通させることができると見られる。また、ドラッグストアの混雑解消により、感染拡大を防ぐ効果も期待されている。 政府よりも地方自治体の方が、優秀な施策を多数考えていると言われる昨今。マスクだけを見ても、政府と自治体ではかなりの差と言わざるを得ない。国として出来ることを、速やかに実行してもらいたい。
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社会 2020年04月29日 12時00分
「コロナが収束したら濃厚接触してもいいよね」外出自粛で女をドン引きさせる男たち
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出自粛の呼び掛けが続いているが、外出自粛をきっかけに女性を口説く、“面倒臭い男”が目立ち始めているようだ。 緊急事態宣言が出されてから、多くの企業が一部出勤、リモートワークなどの対応をし始め、在宅勤務に切り替えつつある。そんな中、リモートワークで会社で顔を合わせないことをきっかけにLINE攻撃を仕掛ける男性がいるようだ。 「会社では会えば話すくらいの間柄の先輩男性が、毎日『体調大丈夫?』とLINEしてきて正直うざいです。先輩としては、コロナをきっかけに優しい自分をアピールしようとしているのだと思いますが、下心が見え見え。自粛が解けたら会社で会うと思いますが、自分が拒否反応を示しそうです」(20代女性) さらに、こんなアピールをする男性もいるようだ。 「たまたま知り合った友人の先輩男性。知り合ってすぐに外出自粛になってしまったのですが、やたらと『外出自粛が終わったら飲みに行こうね』と連絡が来ます。友人の顔もあるので、失礼のないように返信をしていたのですが、ある時『コロナが収束したら濃厚接触してもいいよね』と連絡が来てドン引き。友人には申し訳ないですが、そこから連絡は返していません」(30代女性) また、男性客に迷惑している店の従業員の女性もいる。 「小さな飲み屋でバイトしているのですが、『客足が遠のいているだろうから来たよ』と店に頻繁に来る中年の男性がいます。ですが、今、お店は時短で営業していて、お客さんが来なければ、とっととお店を閉めるようにしているんです。お店が閉まれば帰れるのに、その人が長居するせいで帰ることができず…。店長もお客さんの思いを汲んでバイトの私を最後まで残すのですが、はっきり言って迷惑です。飲食店で働いている私が言うのもなんですが、外食なんてせずに静かに自宅にいてくれって思います」(20代女性) 新型コロナウイルスは、思わぬところにも影響を及ぼしているようだ。
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社会 2020年04月24日 19時00分
首都圏から“感染者ゼロ”の岩手に帰省し破水した女性、コロナ感染疑いで病院が受け入れ拒否 ネットで議論に
新型コロナウイルスの感染者が出ていない岩手県で、首都圏から里帰りした妊婦の女性が破水したにも関わらず、受け入れを拒否される事案が発生していたことが判明。病院の対応と女性の行動が議論を呼んでいる。 女性は今月中旬、首都圏から岩手県へ帰省。4日後に破水し、救急搬送される。しかし、一関市と北上市の県立病院が、里帰り出産について、岩手県内で2週間生活した上で体調に問題がない場合のみ受け入れることを条件としているため、拒否した。 破水しているにも関わらず、たらい回しにされた女性は別の病院でPCR検査を実施し、陰性を確認したのちに帝王切開で出産。子供に影響はなかった模様だ。 この件について、受け入れを拒否した2つの病院の責任者はいずれも、「院内感染の対策が整っていなかった」ことを拒否の理由に挙げ、今後対策を講じる姿勢を示している。 この事案に、「病院の対応は信じられない。無事に出産できたからまだ良かったが、子供に影響があったらどうするのか」「出産の方が優先。感染者ゼロだから、自分のところで出したくないという意識が前面に出ている」「破水した妊婦を深夜まで待たせるなんてありえない」「許しがたい。感染者ゼロがそんなに大事なのか」と怒りの声が上がる。 一方で、「この状況で里帰り出産をする方が間違っている」「仮に妊婦がコロナに感染していたら、病院でクラスターが発生する。病院の対応は間違っていない」「産婦が自分勝手過ぎる」「帰省する時点で設けられたルールを確認するべきだった」と妊婦側を責める声も多く、ネット上で議論となっている状況だ。 「どちらに非があるか」については意見が分かれるところだが、緊急事態宣言後、都道府県を跨ぐ移動は自粛するよう呼び掛けられており、首都圏からの移動者を中心にこのようなことが発生する可能性が高い。それは妊婦だけではなく、交通事故や新型コロナウイルス以外の急病でも同様だろう。受け入れの拒否は、道義的に見れば残念なことではあるが、病院側の「感染を拡大させない」措置も理解はできる。少なくとも、騒動が落ち着くまでは、外出を自粛するしかなさそうだ。
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社会 2020年04月19日 06時00分
コロナ禍で肌トラブルを訴える女性が急増 ストレスが肌にもたらす仕組みと対処法は
コロナ禍で引き続き外出の自粛が促され、休校や仕事のテレワーク化といった対応が進む中、肌トラブルに悩む女性が続出している。 例えばネットでは、「こう毎日コロナコロナ聞いてたらさすがにネガティブになる。運動量減って体重は増えるし肌荒れ増加だし」「コロナで休みになったから働かないでひたすら自宅待機してたら肌荒れしてきた」「思春期ニキビとか全然なかったのにコロナのせいでストレスが溜まりまくってて人生で一番肌荒れしてる」「規則正しすぎる生活をしているのにコロナストレスのせいで肌荒れしてきた」などの声がある。 もちろん、肌荒れは自粛によるストレスだけが理由とは言い切れない。暇を持て余してつい間食を多めにとってしまったり、インスタント食を多用して栄養バランスの悪い食生活が続くなど栄養面の問題や、換気や掃除などを怠って不衛生な環境の中で過ごすなど、物理的な環境の問題が肌トラブルにつながっている場合もある。 一方、自粛による緊張感や不安感などによる精神的なストレスが原因で肌荒れを起こしている場合は、「自律神経の乱れ」が影響している可能性が高い。 人は、精神的なストレスがかかると心身共に緊張状態になり、血圧を上げて心拍数を増加させる機能を持つ交感神経が優位な状態になる。そして、この状態が長く続くと、免疫力や代謝機能が低下して外的刺激に対する皮膚の抵抗力が落ち、皮膚が生まれ変わるために1カ月から1カ月半かけて行われるはずのターンオーバーが正常に行われず、肌荒れを引き起こしやすくなってしまう。このように、交感神経の働きが過剰になり自律神経が乱れると、内分泌系のホルモンバランスにも影響を与える。特に女性の場合、男性ホルモンの分泌量が増加すると、皮脂量が増えてニキビができやすくなると言われている。 また、自宅で過ごし続けなければならない状況の中では、運動不足や刺激不足などが原因で適度な疲労感を得にくく、寝つきが悪くなったり、熟睡感が得られないなど「睡眠の質」に影響を及ぼしやすい。こうして概日リズムが崩れ、昼夜が逆転した生活になると、自律神経が乱れるだけでなく、回復しにくい状態を引き起こし、悪循環を生み出してしまうこともある。 肌トラブルの対処法としては、低刺激性のスキンケア化粧品を使用して肌を十分に保湿したり、バランスの良い食事や規則正しい生活を心がけるといった物理的なアプローチのほかに、ストレスをうまく発散させるための工夫も重要だ。 ストレスを発散するためのポイントは3つで、「睡眠をとる」「脳と体を働かせる」「リラックスする」が挙げられる。 睡眠に関しては、睡眠時間をしっかりと確保し、質の良い睡眠をとるための工夫が必要だ。例えば、寝る直前の飲食を控えたり、スマホの画面を見ながら寝ないことを心がけるといったほか、朝はなるべく太陽光を浴びることも効果が期待できる。 また、脳と体を働かせると、即時的なストレス発散の実感や充足感を得られるだけではなく、適度な疲労感が睡眠の質の向上にもつながる。例としては、振り付けを覚えながら音楽に合わせて体を動かすダンスやヨガなどもおすすめだが、自分の趣味をとことん追求することも、脳の活性化を促す効果がある。また、人との会話も効果は高い。直接は会えなくても、通信機器を利用してコミュニケーションはとれる。 リラックスするための方法の例としては、アロマテラピーやヒーリング音楽の鑑賞などが代表的。自分の好きな香りの入浴剤を入れていつもよりゆったりと入浴したり、瞑想や自然の風景が眺められる映像を鑑賞するなどの方法もある。心を休める時間を持つことは、ストレス解消のための重要なポイントだ。 いずれの方法にしても、高い効果を得るためには、自分に合った方法を模索し、自分にとってより心地よい方法を見つけることが大事だ。 コロナ禍で恐れや警戒心が高まる中、こうした目に見えないストレスに対するセルフケアは意外と盲点になりやすい部分でもある。肌のためにも、心の健康に意識を向けていきたいものだ。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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社会 2020年04月12日 06時00分
「真面目なイメージなのになぜ」外出自粛できない日本人が後を絶たず、ギャップを感じるワケ
引き続き世界各地で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、日本国内ではいまだに「不要不急ではない外出」をする人が後を絶たない現状がある。 外出の目的は、旅行に花見、ショッピング、カラオケ、繁華街での飲み歩き、近所の集まりなど様々で、老若男女を問わない。学生を含む若い女性の間では、「おしゃピク」といって、インスタ映えのためにおしゃれなアイテムを使用してピクニックをするという行為が密かなブームを見せるなど、新型コロナウイルスの脅威をまるで感じていないかのような人々の姿が話題となっている。 こうした人々への街頭インタビューでは、「なぜ出歩くのか」と投げかけられる質問に対し、「自分は感染しない気がする」「実感がない」といった回答が多く見られ、危機感を持って自粛している人たちにとっては、彼らの危機感のない行動に対して危機感を覚えるといった状況がある。 日頃のマナーの良さや大規模災害時の対応などが、世界的に評価されるほど真面目な印象が強いはずの日本人だが、なぜ今回のウイルス感染対策に対してはこうも楽観的でマイペースな行動をする人が多く見られるのだろうか。 現時点では海外のように都市封鎖などが行われておらず、国家による大きな強制力がかかっていない日本では、通勤や買い物などで生活維持のために必要があって外出する人だけでなく、必要がないのに外出する人の姿もある。その様子を見て、「みんな自粛していない」と誤って解釈をした人が、「じゃあ自分も」と真似してしまうと、それを見た人が「じゃあ自分も」と続き、あってはならない協調性の連鎖を生み出してしまっている可能性が理由の一つとして挙げられる。 このような、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という状況は、むしろ協調性が高いことで知られている日本人の特徴をよく表していると捉えることもできる。こうして生まれた危機感のない雰囲気は、「きっと自分は大丈夫」、「ちゃんとマスクをしているから大丈夫」という過剰な正常性バイアス(火事や災害などで危険な状況にあっても、大したことではないように思えたり、根拠はなくても自分だけは助かるように思えてしまうような心の働き)にも影響を与える。 また、外出している人々の姿を見て、「不要な外出かもしれないし必要な外出かもしれない」という複雑な理解には至らず、「自粛していない」と端的に捉えてしまうあたりは、群集心理の特徴の一つである「思考が単純になりやすい」といった傾向に当てはめることができる。特に、自粛によるストレスがたまっている状態では、自粛していない人に対して批判的な評価が向けられやすくなる。 それ以外にも、規制された状況に抗いたい若者や度胸試しを披露したがる自己顕示欲の強い人、台風や雷といった非日常的な自然の脅威にテンションが上がるタイプの人といった少数派の人々も、不要不急の外出を自粛しない人々の成員として含まれているだろう。 ただ、「真面目だと思っていたのに自粛をしない日本人が多い」ということ自体が思い込みでもある。こうした、ステレオタイプな捉え方をすることを「タブロイド思考」という。「日本人は真面目なはずだ」あるいは「自分が自粛しているのだから他の人も自粛しているだろう」という思い込み、偏見や固定観念があるからこそ、イメージと現実の状況との間に大きなギャップを生み出し、その意外性が自粛していない人や危機感のない行動をする人の存在の印象を強く与えてしまっているところもある。 いよいよ7都府県に向けて緊急事態宣言が発令された今、これからの全国的な自粛ムードの高まりに期待したいところだ。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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