海外ニュースサイト『NEW YORK POST』は7月9日、アメリカ・フロリダ州で66歳のコンビニエンスストアのオーナーで店長の女が、自身が営む店の隣のアイスクリーム店に悪質な嫌がらせをして逮捕されたと報じた。
同記事によると、女は隣のアイスクリーム店に常に人が集まることに嫉妬し、6月17日にアイスクリーム店に侵入。アイスクリームを撹拌(かくはん)しようと冷凍庫からバケツを持ち出し、鼻くそやツバを入れ、同月22日には再び侵入して今度はバケツの中に放尿したという。両店は共同で使用するトイレによってつながれており、簡単に出入りすることが可能であった。女は共同で使用するトイレで何度か犯行に及んだが、トイレのドアを閉めていなかったため、近くに設置された監視カメラが犯行を捉え、発覚した。
アイスクリーム店は全てのアイスクリームを破棄することになり、損害総額は2000ドル(21万5000円)にも及んだという。7月8日に逮捕された女は5万5000ドル(592万円)の保釈金を支払い、保釈された。なお、汚染されたアイスクリームを食べた客がいたかどうかは分かっていない。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「いくら嫉妬をしたからといって排尿までするなんて心が病んでいる」「卑劣すぎる。保釈されてもまた同じことをしそう」「これは人間のクズだ」「アイスクリーム店も風評被害で評判を落とした。私だったらもう行きたくない」といった女に対する非難が殺到した。
世界には、人気店に嫉妬し、嫌がらせをした事件が他にもある。
中国・海南(かいなん)省のレストランのオーナーの男が、自身の店より人気のあるライバル店に嫉妬し、嫌がらせで同店の食品に繰り返し排便や排尿していたと海外ニュースサイト『The Indian Express』が2018年4月に報じた。
同記事によると、男はライバル店に何度か忍び込み、ライバル店が提供しているスープの鍋に排便や排尿を繰り返したという。ライバル店のオーナーがスープの匂いの異変に気づき、店内に監視カメラを設置。3月、男の犯行が明らかになり、男は逮捕された。汚染されたスープを口にした客がいたかどうかは分かっていない。
ライバル店をうらやましく思うことはあるかもしれない。しかし、嫌がらせをしたところで、自身の店に人気が集まることはないだろう。
記事内の引用について
Florida woman accused of urinating in ice cream machine(NEW YORK POST)より
https://nypost.com/2019/07/09/florida-woman-accused-of-urinating-in-ice-cream-machine/
CCTV footage shows restaurant owner URINATING in rival’s soup(The Indian Express)より
https://indianexpress.com/article/trending/bizarre/video-restaurant-owner-pees-in-competitors-soup-5123350/