海外ニュースメディア「Dailymail」は、同居するパートナーの男性に、セックスを断られたことに腹を立てた女が、パートナーの男性を暴行し逮捕されたと2019年7月17日に報じた。
同記事によると、アメリカ・フロリダ州に住む37歳の女、ジェニファー・チャップマンは5日、一緒に暮らすパートナーの男性から「疲れているから、無理」と性行為を断わられたことに腹をたて、男性と口論になったという。逆上したチャップマンは、男性の注意を引こうと、キッチンナイフで自身の腕を切りつけたという。男性がチャップマンの握るナイフを取り上げようとしたため、2人は取っ組み合いになり、男性は床に叩きつけられたそうだ。そして男性の上に馬乗りになったチャップマンは、ナイフで男性の腕を切り付け、肩を刺したという。その後、チャップマンは男性の顔に頭突きを食らわせ、馬乗りのまま何度も顔にパンチを浴びせたという。
チャップマンと男性は、2年以上の付き合いがあるという。男性は今回これほどの暴力を受けたにもかかわらず、チャップマンが逮捕された11日に、Facebookにチャップマンへの愛を投稿、「彼女が恋しい。僕たちを引き離すなんて」と漏らした。チャップマンは2018年10月に、違法薬物の所持で有罪判決を受け、保護観察中の身であったため、男性の意思と関係なく、問答無用で暴行罪で逮捕されたそうだ。
このニュースを受け、ネット上では「この男性には性行為を断る権利もないのか」「性行為を断ってこの仕打ちなら、別れたいって言ったらどうなるのか」「彼女が牢屋にいるうちに、男性は全力で逃げるべき!」などとチャップマンの凶暴性を恐れる声や、「なんでこの女が好きなんだ?」「ダメなもの同士、お似合いのカップルだな」と、チャップマンに好意を持ち続ける男性に呆れる声も寄せられている。
性行為の際に自分の要求に応えなかったという理由でパートナーを襲い、逮捕された女は他にもいる。
アメリカ・ミズーリ州に住む当時43歳の女、 エイミー・パリノは、同居するパートナーにオーラルセックスを要求。拒否したパートナーの男性の顔に無理矢理またがり窒息させかけ、家庭内暴力と性的虐待の容疑で逮捕されたと、2018年12月、海外メディア「NEW YORK POST」が伝えた。なお、パリノが逮捕された経緯は不明である。
被害者の男性と地元当局によると、男性は性行為の最中に、パリノの要求を拒否。それに腹を立てたパリノは、逃げる男性を裸のまま追いかけ、ベルトや携帯電話、真鍮製のトレーなど、家中のもので男性を殴打し、倒れた男性の顔にまたがったという。顔に性器を押し付けられた男性は、窒息しそうになり、死を意識したと同記事の取材に対し語っている。
逮捕後、保釈金を払えなかったパリノは刑務所の電話を壊し、独房の壁に自身の便を塗りたくるなどの行為を働いたという。また事件を受け、被害者の男性との接触は禁止され、男性宅への立入禁止命令を言い渡されたそうだ。
そもそも、恋人であろうとなかろうと、男性であろうと女性であろうと、同意なく性行為を強要することは犯罪行為であるが、さらに暴力で相手を傷つけるなど、許されることではない。
記事内の引用について
Florida woman, 37, 'stabbed, slashed and punched her boyfriend because he said he was "too tired" to have sex'
https://www.dailymail.co.uk/news/article-7257847/Florida-woman-37-stabbed-boyfriend-said-tired-sex.html
Woman clubs boyfriend, sits on his face for refusing oral sex
https://nypost.com/2018/12/06/woman-clubs-boyfriend-sits-on-his-face-for-refusing-oral-sex/amp/