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庭一面が血だらけに…飛行機から“降ってきた”男性が民家の庭に落下 「トラウマになりそう」「恐ろしい」など恐怖の声が続々

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画像はイメージです

 今年は梅雨明けの時期が遅い地域が多く、雨が降る日も多いが、空から降ってくるのは雨だけではないらしい。世界には、信じられないものが落ちてきたという事件・事故があるようだ。

 海外ニュースサイト『Mirror』や『BBC』は2日、ケニアのナイロビから英ヒースローへと向かうケニア航空の飛行機から英ロンドン郊外クラパムの民家の庭に人間の死体が落下してきたと報じた。死体の身元は分かっていないが、飛行機の車輪を格納するスペースに隠れていた密航者とみられている。ヒースロー空港に着陸する寸前に格納庫が開き、落下したとされている。近隣の住民の証言によると、落下地点のわずか1メートル先で民家の住人が庭で日光浴をしていたところ、バタンという音がし、窓の外を見ると男性が倒れ、庭一面が血だらけになっていたという。幸い、日光浴をしていた住人にけがはなかったそうだ。

 その後のケニア空港の調べで、飛行機の車輪などが収納されている格納庫の中から、死亡した男性のものと思われる食糧の入ったバッグや水が見つかった。ナイロビからの飛行時間は約9時間。飛行中の格納庫内はマイナス60度近くになり、酸素も薄くなることから、男性はすでに上空で死亡していた可能性が高いとのことだ。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「空から人間が降ってきて、自宅の庭が血まみれとか、住人はトラウマになってそう」「これって一歩間違えば、巻き込まれて死んでいたかもしれないよね? 恐ろしい」「危険な行為に追い込んだアフリカの政治と経済について考えてほしい」「もし彼が密航者じゃなくてテロリストだったらと考えると恐ろしい」「悲惨な死に方だ。彼も命がけの密航だったのだろうが、本当に悲しい」「簡単に忍び込める飛行機のセキュリティーに問題がある」など、さまざまな声が寄せられた。

 海外では、空から信じられないものが落ちてきた例がほかにもある。

 2014年10月、『Hürriyet Daily News』は、トルコで落下してきたヤギにぶつかって当時13歳の少年が亡くなったと報じた。ヤギはイスラム教の祝日であるイード・アル=アドハー(犠牲祭)のいけにえとして、死亡した少年の父親によって家に連れてこられたという。飼う場所がなかったため、祭りまで一時的に一家が住む6階建てのビルの屋上で飼っていたヤギが、防護柵を飛び越えて少年の上に落下したとみられている。

 激しい土砂降りのことを英語で”rain cats and dogs”(犬や猫が降ってくる)というが、まさか人間やヤギが空から落ちてくるとは、このフレーズを考えた人物でさえ夢にも思わなかっただろう。出先でつい頭上の安全を確かめたくなるようなニュースである。

記事内の引用について
Stowaway falls off Kenya Airways plane on way to Heathrow and lands in garden(Mirror)より
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/breaking-body-falls-kenya-airways-17325985

Kenya flight 'stowaway' body found in Clapham garden
https://www.bbc.com/news/uk-england-london-48830212

13-year-old killed after goat falls from roof of building in Turkey (Hürriyet Daily News)より
http://www.hurriyetdailynews.com/13-year-old-killed-after-goat-falls-from-roof-of-building-in-turkey-72553

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