2018年6月、中国・安徽(あんき)省の路上で、当時26歳の女が別れ話を切り出され、当時23歳の男性の舌を噛み切ったと海外ニュースサイト『Mirror』が報じた。報道によると女は数年間、元恋人と交際していたが、突然別れを切り出されたそうだ。女は元恋人に「最後にキスをしてほしい」と求め、元恋人も応じた。しかしキスをした瞬間、女は元恋人の舌に噛みついてそのまま離れようとしなかった。通行人の通報によって駆け付けた警察が女を恋人から引き離し、元恋人は病院に運ばれた。痛みのあまり恋人は大泣きしていたが、幸い舌を失うような事態には至らなかったそうだ。女は警察に拘束された。
別れの際、恋人からの一言をきっかけに、自分の「一部」を恋人に贈った女性もいる。
2016年1月、中国・河南(かなん)省に住む女性が、元恋人の男性に復讐しようと、自身の脂肪で作った石鹸をプレゼントしたと海外ニュースサイト『NextShark』が報じた。2人は1年ほど交際していたが、女性は元恋人に「太り過ぎ」と言われて振られたそうだ。女性はその一言にショックを受け、脂肪吸引の手術を受けることを決意。手術で除去した脂肪で石鹸を作り、元恋人に贈ったという。
女性は中国版Twitter『Weibo(微博)』に一連の流れを投稿した後、同サイトを通して恋人に「人を見かけで判断するあなたへの復讐よ。石鹸はあなたのお母さんに渡しておいたわ」と投稿。自身の脂肪で作った石鹸の写真も載せた。元恋人は投稿を見て「脂肪吸引をするなんて気持ち悪い。それに僕たちはもう別れたんだ。多くの人が見るWeiboを使ってメッセージを送ることもあり得ないよ」と返答したそうだ。
一連の投稿に、Weiboは炎上。「最低な男、別れてよかった」というコメントのほか、「こんなことするから振られるんだ。体型の問題ではない」という批判のコメントも見られた。
高価なものにメッセージを添え、元恋人を精神的に追い詰めようとした人もいる。
2015年9月、中国に住む男性が元恋人の女性に、9台のiPhoneに手の込んだ細工を施して送ったと海外ニュースサイト『Oddity Central』が報じた。男性は、iPhoneに関する何らかの理由で元恋人と別れたそうだ。iPhoneを贈ることで「もうあなたのことなど気にしていない」と元恋人に思わせたかったという。男性は、9台全てのiPhoneのスクリーンに傷で文字を付け、メッセージを残した。9台のiPhoneを並べると次のようなメッセージがつながるようになっていた。
「去年、君はiPhoneのせいで僕を捨てたよね。僕を見下してくれてありがとう。でも僕は君と別れて充実した生活を送っているよ。別れてから1年、君が僕との別れを後悔するように、9台のiPhoneを送ります」
同記事では、受け取った女性がどのような反応を示したかは明かされていない。なお、中国ではiPhoneが日本以上の高価格で取引され、高級品扱いされている。
恋人に振られた感情をどうやって解消するかは難しいものだ。ただ一つ確かなことは、猟奇的な復讐をして憂さ晴らしをしても恋人は戻ってはこないということだ。