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『グッとラック!』、大和田獏さん囲み取材への批判に「コロナ無情さを伝えるため」と説明も疑問の声

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岡江久美子

 27日放送の『グッとラック!』(TBS系)が、新型コロナウイルスによる肺炎で今月23日に死去した岡江久美子さんの“無言の帰宅”について取り上げた。

 新型コロナウイルスで亡くなった人の遺体は死後24時間を待たずに火葬することが可能となっており、多くの場合、遺族は遺体に会うこともかなわずに火葬され、遺骨だけが渡されることになっている。岡江さんについても同様で、同日夕方に夫で俳優の大和田獏さんが岡江さんの遺骨を受け取り、自宅前で報道陣に向かい「久美子は今、帰って参りました。こんな形の帰宅は本当に残念で悔しくて悲しいです。どうかみなさんもくれぐれも、お気を付けください。それが残された家族の願いです」と呼びかける様子がマスコミで大きく報道された。

 しかし、悲痛な思いの中で遺骨を受け取る様子をカメラで撮影され、自宅前で大勢の報道陣に囲まれながら挨拶をせざるを得ない状況を作り出したマスコミに対し、「無神経」「そっとしてあげてほしい」といった批判の声も相次いでいた。この日の『グッとラック!』ではこの映像を流した後、MCの国山ハセンアナウンサーが「非常に苦しい心境の中で取材に答えてくれたということです」としつつ、「この映像を流すことに関してはですね、『なぜマスコミはそっとしておかないのか』『なぜこういった映像を流すのか』という厳しいご意見、おしかりを受けることがある」と批判について言及。しかし、「新型コロナウイルスがいかに恐ろしいものなのか、その無情さを伝える必要もあるという観点からこの映像を流すことにいたしました」と話していた。

 この国山アナの発言について、「多くのマスコミが普通に流す中、批判に触れたのはよかった」「批判はちゃんと認識してるんだ」と批判に言及した番組への称賛が集まった一方で、「その映像がなくても恐ろしさは伝わる」「それでもマスコミが密着してあの映像撮りに行ったことは間違ってる」「脚立立てて道路塞いで100人近い報道陣がごった返し。視聴者には三密は避ける様に伝えてメディアならいいの?」といったさらなる批判の声も多く見受けられた。

 多くの人が違和感を抱いた、岡江さんの無言の帰宅映像。国山アナの弁解も、さらなる疑問の声を呼んでしまったようだ。

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