この日、『しゃべくり007』は2時間スペシャル。しかしながら、新型コロナウイルスの影響により収録がストップしているため、司会のくりぃむしちゅー・上田晋也のみが出演。他のレギュラーは電話のみの出演に留まり、「緊急!超大物だらけ過去11年の貴重映像スペシャル」と題し、過去11年に及ぶ放送から、特に反響の多かったゲスト達のハイライトシーンを放送した。
ところが、多くの視聴者は過去のVTRから、「ある人物」の存在が消えていた事に違和感を覚えたという。
それは2019年11月まで同番組のレギュラーとして出演していた、チュートリアル徳井義実の登場シーンがすべてカットされて放送されていたことだ。
徳井は2008年の番組開始当初からレギュラーであったが、2019年11月に自身が経営する法人の税務申告漏れが発覚し、芸能活動を自粛。2020年2月に芸能活動を再開したものの、『しゃべくり』への復帰はしておらず、曖昧な立ち位置となっている。
そのためか、徳井の登場するシーンは、まるでその場にいなかったかのようにカットされ、また不自然に他の出演者にカメラが寄ったシーンが連発するなど、かなり違和感の残る編集が施され、ネットでは「徳井が完全に消されている」「活動復帰してるんだから、何もそこまで徹底的に削除しなくても」といった声が相次いでいた。
さらに、中盤には先日、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさんのVTRも登場したが、使われたVTRは『しゃべくり』の名物コーナー「ギリギリ007」(ゲストがギリギリ答えられる質問をする)で、収録の途中で不適切な質問があったのか、質問が書かれたフリップに大き目なモザイクが掛かるシーンが放送された。これは初回放送時(2009年)からモザイク処理がされていた質問だったが(内容は「今一番Hしたい有名人」と思われる)、こちらは完全にいないことにされていた徳井とは違い、荒い処理となっており、ネットでは「なんで大きめなモザイクが?」と違和感を持つ視聴者は多かったという。
『しゃべくり007』はトーク番組という性質上、今後もこのような総集編が多く放送されることが予想されている。果たして、『しゃべくり』の「徳井解禁」はいつ行われるのだろうか……。