事の発端となったのは、登山家の野口健氏が15日に投稿したあるツイート。野口氏は、中国の共産党機関紙が欧米の新型コロナウイルスの対策が甘いと批判したことについて、「『土下座しろ』とは言わない。しかし、せめて一言、世界に対しお詫びの言葉があって然るべき」と批判し、「この様な横柄な態度を取る事により、海外で生活されている多くの中国人が『差別の対象』にされてしまう事に想像すら出来ないのか」と糾弾していた。
このツイートには賛否が寄せられていたが、そんな中、ひろゆき氏は野口氏のツイートについてのネットニュースを引用した上で、「日本脳炎の患者は、毎年、世界に3~5万人発生しています。日本が『日本脳炎』のことを毎年謝ってるって話は聞いたことないですけど、他人に指図をするならまず自分からじゃないですかね」と指摘していた。
しかし、「日本脳炎」は南アジア、東南アジアを中心に流行している脳炎で、日本の国名が病名に付けられているのは、日本で発生したり日本に多い脳炎だからではなく、ウイルスが日本で見つかったことに由来する。このため、ひろゆき氏のツイッターには、「日本脳炎は東アジアから南アジア一帯に昔からあった風土病ですけど…」「日本は日本脳炎ウィルスを『発見して申し訳ありません』とでもいうんですか?」「批判したいならせめて勉強してからにしてください」という指摘が殺到していた。
ひろゆき氏はこの件について、反論したりツイートを削除することもせず。「誤解を広める」として削除を求める声もあったが、果たして対応するのだろうか――。
記事内の引用について
ひろゆき公式ツイッターより https://twitter.com/hiroyuki_ni
野口健公式ツイッターより https://twitter.com/kennoguchi0821