第8話は、瞳(山田杏奈)を誘拐した由貴子(仲間由紀恵)を法の下で裁くため、竜二(渡部篤郎)と手を組むことにした圭太(向井理)が、早速竜二の指示の元、記者に接触し、帝東建設の不正の証拠をリークする。そんな中、竜二を尾行していた翼(松村北斗)から、菜七子(仲里依紗)が竜二と2人で会っていたことを聞かされーーというストーリーになっていた。
今話では、ストーリーの“コント感”が物議を醸した。
「第8話のクライマックスは、迫りくる圭太からクルーズ船で由貴子が逃亡しようとしたところ、沖に出た瞬間に唐突に船が爆破。燃えながらさらに爆破し、由貴子をあと一歩のところで逃し、堤防からクルーズ船を見ていた圭太や菜七子を唖然とさせました。しかし、この唐突な爆破に視聴者からは、『急にどうした!?』『爆発って(笑)なんでもありかよ』『いよいよ本格的コントに…』というツッコミが寄せられることに。ミステリードラマのはずがまるでコントのようなベタな展開に、視聴者の失笑を呼んでいました」(ドラマライター)
また、そのほかにも視聴者のツッコミが殺到するシーンがあったという。
「いつか主人公を裏切る“ラスボス”と睨まれていた仲里依紗演じる菜七子でしたが、今話で男性不信から売春するようになったことを圭太に明かし、その流れであっさり更生。圭太の3億円の場所を竜二に漏らしたのも菜七子でしたが、単に脅されていただけということも判明しました。登場人物の中で裏をかいてくれそうな唯一の人物だっただけに、これにも視聴者からは『それだけかよ!?』『あれだけラスボス感出してあっさり終わるって…』という“期待はずれ”だとのツッコミも殺到。その後、菜七子は同僚の葵(堀田茜)を巻きこんで由貴子が潜伏していたホテルの火事をでっち上げ、由貴子の偽装パスポートを奪うことになりましたが、『ただの保育士になんでここまでできるの?』『同僚のためにここまでしないでしょ…』『なぜ圭太は裏切られた菜七子をまた信頼してここまでやらせるの?』という疑問の声も噴出することに。放送中はネット掲示板などで視聴者からのツッコミが始終聞こえるような状態でした」(同)
最終回も迫ってきたにも関わらず、拭えない“コント”感。果たして、ここからミステリーとして立て直すことはできるのだろうか――。