第9話は、東京サミットを狙った爆弾テロの可能性が浮上する中、香坂(水野美紀)が突然姿を消し、井沢(沢村一樹)らミハンのメンバーがその手掛かりを追うという展開。ミハンの法制化を願っていた香坂がテロに関わっていることなど信じられなかったが、捜査を進めるうち、加賀美(柄本明)が香坂がミハンで何かを調べていた形跡を見つけ――というストーリーになっていた。
第9話では、これまで全編通じて何度か描かれた香坂の死がいよいよ描かれるという展開に。放送後、視聴者からは香坂を殺した犯人や、テロの黒幕を予想する声が上がっているという。
「実は香坂、26年前に起こった無差別殺人事件の加害者の娘で、事件に弟が巻き込まれてしまい、弟は一命を取り留めたものの、加害者家族としてバッシングされて自殺したということが明らかに。しかし、実はその弟が生き延び、今回のテロを実行することを計画。香坂はそれを阻止するために黙って姿を消してしまったことも判明しました。しかし、ストーリーの中では、その弟が誰なのかは明かされず。次話以降に持ち越しとなりましたが、視聴者の間では予想合戦が大盛り上がりする展開に。中でも、有力候補となっているのは、小田切(本田翼)の交際相手である篠田(高杉真宙)で、その理由として挙げられているのは、彼が第3話の中で自身が父子心中の生き残りと語っていたこと。視聴者からは、『絶対、篠田の気がしてきた…悲しいけど…』『せっかく小田切ちゃんが心開ける相手だったのに』という残念がる声も殺到。また、粗品が演じている刑事・門田を候補とする声も寄せられています」(ドラマライター)
とは言え一方では、ある懸念も聞かれているという。
「実は、前シーズンで放送されていた月9『シャーロック』(同)でも、さまざまな事件の黒幕・守谷について、『刑事の江藤(佐々木蔵之介)では?』と、すでに出ている登場人物と予想する声も上がっていたのですが、蓋を開けてみると、これまで全く出ていなかった俳優・大西信満。映画では活躍しているものの、地上波ドラマの出演はここ数年ほぼなく、知名度も全くなかったために、視聴者からの混乱や落胆が聞かれる事態となりました。その“前科”があるだけに、一部からは『シャーロックパターンでは?』『前科あるから素直に予想楽しめない』という声も。ファン心理はなかなか複雑なようです」(同)
視聴率はとうとう10%台に復活した本作。このまま最終回までキープできるだろうか――。