第7話は、手に入れたはずの3億円が消えてしまい、由貴子(仲間由紀恵)に奪い返されたと考えた圭太(向井理)が、竜二(渡部篤郎)に接触する。竜二から由貴子の居場所を聞き出すも、そこで背後から何者かに襲われてしまう。一方、翼(松村北斗)は母親との記憶を辿るうち、ある人物について思い当たり――というストーリーが描かれた。
この日、番組最後に出されたテロップが波紋を広げているという。
「本作は、建設中のマンションの欠陥をきっかけに、登場人物たちのいざこざが表面化していくというストーリーが描かれましたが、そのきっかけとなったマンションの名前は『プラウドガーデン品川』。これに対し、野村不動産が抗議を入れたとして、番組の最後に『このドラマはフィクションであり、登場する企業、施設等は実在のものと関係ありません』『しかしながら(中略)実在するマンションブランドの名称と酷似しておりました。こちらにお住まいの皆様、並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます』という謝罪文が出されました。公式サイトにも同様の謝罪文が掲載されていますが、『プラウド』は日本人なら誰でも知っていると言っても過言ではないほどのマンションブランド名。視聴者からは、『誰も気づかなかったのおかしい』『これは自分のマンションだったらかなり不快になるわ』と、なぜ安易にこの名称を使ったのか呆れ声が寄せられてしまいました」(ドラマライター)
また、ストーリー中にも多くのツッコミどころがあったという。
「これまで圭太は自身が手に入れた3億円に固執し、維持費を払ってまで廃ビルに隠していましたが、何者かに取られたと知り、今度は『金はどうでもいい』などと言い出し、別人になって海外逃亡しようとする由貴子に対し、『お前を仙台由貴子として刑務所に送る。瞳にしたことの罪を償わせる』宣言。しかし、警察に通報するようなことはせず、あくまで自分で由貴子を追い詰める気満々の圭太に対し、視聴者からは『なんで急に3億どうでもよくなっちゃったの!?』『瞳だって利用されたけど、別にトラウマになったりしたわけじゃないから、最初に誘拐されてたこととか、もはやどうでもよくなった』という声が。とにかく目の前のことだけに夢中になる圭太に、視聴者からは困惑が集まっていました」(同)
粗だらけの本作。このまま視聴率はさらに下がってしまうのだろうか――。