懲戒処分を受けたのは、川西市の土木部に勤務する30代の職員。昨年11月、所属部署の上司に対し、「祖父が亡くなったので休みたい」と忌引休暇を申請する。上司は弔電を打つため、教えられた葬儀場に電話。すると、実際は忌引の対象とはならない親族の葬儀だったことが発覚した。
さらに後日、2016年と18年にも虚偽の忌引で5日間休暇を取得していたことも判明。親族を死んだことにし、休みを謳歌していたことがわかった。職員は聞き取り調査に対し、「残りが少なくなっていた有給休暇を使いたくなかった」などと話しているという。
川西市はこの職員について、17日付で減給10分の1(3か月)の懲戒処分にしたことを発表。金銭的な処分を受ける。しかし、それ以上に「嘘をつきまくっていた」という事実は、同僚や上司の信用を著しく損なうものだ。
30代職員の行動に「常習犯。こんな職員なのにもかかわらず減給で済むなんていい職場だな」「忌引といえば簡単に休める職場なのが羨ましい。うちは休むことすら出来ない」「有給を少なくなるほど使っている。元々問題のある職員だったのでは」などの声が上がる。
また、「こんなんでまだ働けることが羨ましい」「税金の無駄。川西市市民はこれでいいのか」「役立たずの職員。さっさと免職して欲しい」など厳しい声も多かった。漫画やドラマなどでは、親族が亡くなったことにして休暇を取得するケースもあると聞く、実際にやれば事実が発覚し、懲戒処分を受け、信用を失うことになる。
休む時は、素直に本当のことを話すべきだろう。