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日本ハム・斎藤がソフトバンク和田に助言を求めたワケ 崖っぷちのプロ10年目、“原点回帰”で一軍復帰はなるか

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斎藤佑樹(写真は早大時代)

 崖っぷちの斎藤佑樹が「カーブ」に活路を見出そうとしている。彼が自主トレを公開し、変化球・カーブの“再習得”に取り組んでいることを明かした(1月29日)。再習得と言うのは、学生時代に投げていたのだが、自身のイメージ通りの軌道で曲がらなかったからだろう。「自分には合わない」とし、封印してしまったのだ。「高校の途中で封印した」とも打ち明けていたので、10年以上、投げていなかったことになる。

 「緩い変化球(=カーブ)を投げることで、ストレートを生かそうとしています。ストレートが効果的に使えるようになれば、スライダーなど、他の変化球も生きてくるというのが彼の持論です」(スポーツ紙記者)

 斎藤はハッキリ言って、ストレートは速くない。カーブ再習得は、平たく言えば、その速くないストレートを“速く見せるため”に、球速の遅いボールを覚えようとしているのだ。

 タイミングを外す、緩急のつく変化球と言えば、やはりカーブが有名だ。斎藤が「カーブ習得」という結論に至った理由を探ってみた。

 「昨年12月、斎藤は都内ジムでの練習も公開しています。そのとき、大学一年生の頃の投球フォームを思い出し、それに近づけていると話していました」(前出・同)

 プロの世界で過剰な注目を浴び、「自分」を見失ってしまったのだろうか。

 19-20年オフにおいて、さらにこんな情報も聞かれた。

 「12月に母校・早大のイベントがあり、そこで和田毅(38=ソフトバンク)と話をしています。和田の自主トレに斎藤が誘われ、カーブ再習得について斎藤は色々と質問したそうです」(球界関係者)

 和田は緩急のピッチングに長けている。良き助言者を得たようだが、選手名鑑などで開示された「球種配分、空振り率等のデータ表」を見る限り、和田はほとんどカーブを投げていない。19年シーズンの全投球の2%以下となっていた。カーブは“得意ボール”ではないようだが…。

 ソフトバンクホークスのOBがこう続ける。

 「16年の春季キャンプだったと思うが、和田はチームメイトのバンデンハークにカーブを教わっていました。バンデンハークは普通のカーブとナックルカーブを投げ分けています。和田が教わっていたのはナックルカーブの方。最終的には、和田のナックルカーブは実戦に使えるレベルにはなりませんでしたが」

 また、カーブを得意にしていた近年のピッチャーと言うと、元巨人・桑田真澄氏、ソフトバンクの工藤公康監督が思い出される。この2人に共通している点は、長く現役生活を続けられたこと。カーブで緩急を付けたピッチングができると、年齢とともに衰えたストレートでも十分に通用するのだろう。

 斎藤がカーブに目を付けたのは正解と言えそうだ。カーブでも、ナックルカーブでも構わないから、実戦で使えるレベルまで高められれば、斎藤は本当に「一軍で使える」かもしれない。

 高校一年生の時に投げていた変化球、大学初期の投球フォーム。「昔に戻す」ということなら、彼は誤った野球人生を歩んできたとも言えなくはない。周囲に良い助言者はいなかったのだろうか。もっと早く、先輩・和田と話をすれば良かったのに…。(スポーツライター・飯山満)

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