本作は、林宏司氏による同名小説が原作の医療ドラマだ。東都総合病院で働く天才脳神経外科医の深山瑤子(天海)が、病院に新しく赴任してきた外科医の黒岩健吾(椎名桔平)・小机幸子(広瀬アリス)・西郡琢磨(永山絢斗)の3人のまとめ役となり、医師としての苦悩や葛藤を乗り越えていくというストーリーだ。
※以下、ネタバレを含む
第3話は、“自分は死んでいる”と思い込んでしまう「コタール症候群」を患う神戸一郎(池田成志)と、言語中枢の損傷により、言葉になまりが出てしまう「外国語様アクセント症候群」の赤坂進次郎(金井勇太)の2人がメインのストーリーとなっていた。神戸は自殺未遂を繰り返していたが、たまたま病院に来ていた黒岩の息子・保(嶺岸煌桜)と一緒にお笑い芸人・アキラ100%の動画を見て元気を取り戻す。一方、赤坂は容態が急変するも、無事手術を終える。手術前にプロポーズした恋人からOKの返事をもらい、笑顔を見せるのだった。
視聴者からは「コタール症候群は知ってたけど、外国語様アクセント症候群は知らなかった!」「いつもめずらしい症状が出てくるから、え!何で?ってハラハラしながら見ちゃう。これはハマる」「2つの患者を同時で描くから、全然飽きずに見られる」という声が集まっている。
評価の声が高まる一方で、本作の公式ツイッターに対して批判の声も集まっている。公式ツイッターでは、メイキング映像やオフショット、出演者のファッションチェックからオリジナルショート動画まで、1日10回以上のツイートとリツイートをアップしている。第3話放送前には、神戸が病院の2階から飛び降りるシーンのメイキング動画をアップした。さらに「神回でしたね!」「涙なくして見られません」など番組を自画自賛するツイートをアップしている。
これに、視聴者からは「放送前にドラマ本編に関わるメイキングシーンはアップしないでほしい。普通にネタバレじゃん」「運営側が神回とかいう?視聴者がいうなら分かるけど…。作品を安売りするような言葉は控えてほしい」「通知多すぎるし、いらない情報が多すぎる。見る気なくす」などの声が集まっている。
「SNSから集客しようという意図があるのでしょうが、どうやらそれが裏目に出てしまったようですね。公式ツイッターが第3話放送日の25日にアップした『自分が死んでいると思い込んでいる患者・神戸一郎役で池田成志さんが出演(中略)衝撃のラストは涙なくして見られません』というツイートに対して、池田本人がツイッターで『いやそこまでは…』という言葉を添えてリツイートしていました。これに対して視聴者からは『ハードル上げすぎは逆に迷惑だよね』という声も挙がっていました」(ドラマライター)
3週連続で視聴率2桁をキープしている本作だが、公式ツイッターによって視聴者が離れていく可能性もある。果たして、本作はこのまま高視聴率を維持できるのだろうか。今後の展開に注目したい。
記事内の引用について
『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』公式ツイッターより https://twitter.com/topknife_ntv/with_replies
池田成志ツイッターより https://twitter.com/narupinsky48