『モーニングショー』ではこの日、ネットで話題になっているという「日本の男性は外国人男性に比べ、なぜレディーファーストの文化が根付かないのか」という話題を議論した。
番組によると、アメリカ・メキシコ・香港などでは、子供やお年寄りなど自分よりも弱い立場の人間を優先させる精神が根付いているそう。子供のころから親や親戚が厳しくしつけるといい、何気ない日常でもその精神が生きているのだという。
一方、日本人は引っ込み思案という国民性もあり、レディーファーストの精神はもちろん、他人を敬う心が育っていないと、外国人から見て不思議に映るのだという。
中でも注目を集めたのが、コメンテーターの玉川氏の発言。玉川氏は海外渡航で飛行機に乗り、女性が棚に荷物を乗せる際、誰も手伝わない光景を何度も見ているといい「東京オリンピックも近いのに嘆かわしいこと」と強い憤りを感じていたという。
一方で玉川氏は「電車などで実際に女性に席を譲ったことがあるか」という質問に対しては「女性には譲ったことない」と前置きした上で「でも、老人や困った人には譲る」とした。
この玉川氏の発言にはネットで賛否が分かれているようで、「玉川さんも偉そうなわりにはレディーファーストできてないじゃん」「結局、女性には譲らないのか」と非難が殺到。また、直前に話していた飛行機のエピソードでも玉川氏は、基本見ているだけで、困っている女性手伝おうとはしないことが分かり、ネットでは「結局、口だけだ」「典型的なブーメラン状態」との批判が相次いだ。
なお、司会の羽鳥慎一は「自分も妊婦さんやお年寄りには席を譲るが(健康な)女性には席を譲らないのは、ダメだなという自覚はある」と玉川氏の発言をフォローしていた。
玉川氏は、これまで『モーニングショー』で歯に衣着せぬ激しい口調で物議を醸すことが多かったが、今回の「女性には譲ったことない」発言は自分の首をしめるだけとなったようだ。