この日、番組ではIOCと東京都側の対立について紹介。小池百合子都知事が「暑さ対策では多額の経費そして時間、エネルギーをかけながら様々な対策を講じてきた」とし、30日に「(札幌開催の場合)東京都として別の会場に都民の税金を支払う考えはございません」と発言したことを紹介した。
そんな中、コメンテーターの玉川徹氏は小池都知事の一連の発言について、「情緒的ですね。気持ちは分かるんですけど」と一刀両断。さらに、「都民の税金を支払う考えはございませんって言い切るって、よく分からないですよね」と首を傾げつつ、マラソン以外でも東京都外で開催する競技があり、都が費用を負担するケースがあると触れ、「今回だけは出しませんよっていうのは、なんの理屈で今回だけは出せないってなるんですか? 理屈通らないじゃないですか」と言い、「せいぜい、『私は聞いてなかったらからそんなもの認めないわよ』ぐらいの話でしかないでしょ」と小池都知事が感情的になっていると指摘していた。
しかし、玉川氏のこの発言について視聴者からは、「当事者が合意していることが前提だから、他のケースと比較することがそもそも間違ってる」「他の地域は都からお願いしたからでしょ」「ミストや舗装等、相当な予算で準備してきたのに、急な変更で怒るなっていう方がおかしいでしょ」といった呆れ声が集まっている。
「そもそも、真夏の東京でのマラソン開催については、一部でも疑問の声が上がっていたものの、札幌開催案はIOCが唐突に突き付けてきた話。札幌開催自体には納得している人もいるものの、開催地である東京都が蔑ろにされていると感じている都民も多くいます。小池都知事の一連の抗議はそういった都民に寄り添っている形となっているため、玉川氏の指摘には多くの苦言が集まってしまったようです」(芸能ライター)
「理屈が通らない」と感じている都民は、玉川氏が考えるよりもずっと少ないようだ。