私は今まで、「カッパステーキ」や「天狗焼き」など、妖怪関係の食べ物を紹介してきました。しかし今回、私の耳に入ってきたのは「妖怪焼き」というそのものズバリの名前…。
これはきっと私の想像を越えるような、「化け物」じみた食べ物に違いありません!
私は背筋に戦慄を覚えながら、「妖怪焼き」が売られているという東京都の調布市に向かいました。
調布駅の北口を出て直進、西友のある交差点へ出たら左折し、旧甲州街道をしばらく歩きます。するとベーカリーカフェ「ふぁんふぁーれ」というお店が見えてきます。
ここに妖怪焼きが売っているということですが…。一見、普通のパン屋さんにしか見えません。あ! 建物の外側、敷地の少し奥まった所に、妖怪焼き専用の販売所が設けられています!! 興奮を抑え「妖怪焼き」をチェックします…。
な、なんと妖怪焼きは『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する妖怪たちの形をしている「たい焼き」風のお菓子のようです!! その種類は、なんと6種類! みんな、鬼太郎ファミリーのかわいい形です。
さっそく焼きたての「鬼太郎(白玉入りあんこ)180円」をいただきます!! おおっ、けっこう大きい!そして一口頂くと…美味い!! ふかふかの生地に甘さ控えめのあんこ、白玉のアクセント、そして生地の端っこにサクサクの部分が…一つでいろんな味が楽しめます。
生地は「たい焼き」と「人形焼き」の中間のような不思議な食感。いろんな具材に合うよう、試行錯誤を重ねたそうです。あんには北海道産の小豆を使うなど、こだわりが感じられます。また、カスタードクリームなどもお店で手作りしているそうです。調布に住む『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげる先生もこれを食べ、おいしいと太鼓判を押したそうです。
調布の知的障害者通所授産施設「はあと・ふる・えりあ」が運営するこのベーカリーカフェ。同施設長の仲内礼子さんは、
「本当に試行錯誤を重ねました。素材や味に自信があるので是非食べて欲しいです。みなさんをお待たせしないように、作業の効率化を重ねています。今後は施設利用者も作業に関わり、末永く愛されるような妖怪焼きを作っていきます」
と話してくれました。
NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で盛り上がる調布市。この街で「妖怪焼き」に舌鼓を打ってみてはいかでしょうか?
ベーカリーカフェ「ふぁんふぁーれ」
(調布市小島町1-22-7)
【定休日】日曜日【営業時間】8:00〜19:00
「妖怪焼き」は1つ150円〜200円
(妖怪コスプレ記者・ぬらりひょん打田 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou