前回の記事ではWEB番組『世紀末バラエティー ラフ&ビート』ロケ中に現れた謎の女性の顔をご紹介したのが、この旧吹上トンネルのロケの最中、他にも数点不思議な写真が撮られていたので改めてご紹介したい。
右の写真をご覧いただきたい。写真の右側に写っているのはリアルライブにて手の増える写真などを提供してくれているみちりさん、左側が取材に同行した山口敏太郎事務所の職員H氏である。
H氏の顔あたりに注目してもらいたい。赤いせん光が真ん中から左側へ一直線に伸びているのがおわりだろうか?
このせん光はトンネルに設置してある蛍光灯の赤色と同色ではあるが、なぜかトンネルの手前にいるはずのH氏の顔にまで浸食してしまっている。なお、この旧吹上トンネル を既に訪れた方はお気づきかと思うが、トンネル内部はこんなにハッキリとした赤・オレンジ色ではなく、もっとドンよりとした薄暗い光を放つ蛍光灯しか配置されていない。
この写真に写っている蛍光灯の発色はまるでメラメラと燃え盛る炎のような怪しげな光を放っている。明確な心霊写真とは言いづらいが、不気味な一枚である。
なお、これは前回の記事では触れなかった話ではあるが、実はこの旧吹上トンネルには1980年代末に日本中を震撼させたとても痛ましい「ある事件」に巻き込まれた幼い被害者たちの霊が現れるという噂がある。
この幼い犠牲者達の霊は吹上トンネルを通過する利用者に「ナンデ、トメテクレナカッタノ…」と呟くこともという。
確かに前回、紹介した記 事では撮影中に「う〜、う〜」とうめくような声が聞こえていた。偶然かもしれないがこの撮影に参加した女性タレントは全員が若く、事件に巻き込まれてしまった幼い被害者達が順調に成長すれば、ちょうど彼女たちとほぼ同世代になっていたはずである。
あのうめき声は幼くしてこの世を去ることになった被害者たちの心の叫びだったのだろうか…?
(写真提供:『世紀末バラエティー ラフ&ビート』http://www.mopal.jp/mopal-new/index.php/laughandbeat/)
(文:山口敏太郎事務所)