この日の公開練習で縄跳び、ミット打ち、スパーリングを黙々とこなした田村。対戦相手の所がリングスの流れを継ぐZSTに参戦していることもあり「できればU-スタイルのルールでやりたい」と提案。今後、主催者側にも働きかけていくつもりだという。
一方、先に公開練習を終えた所も“プチ野望”を抱いていた。「サッカー選手が試合後、ユニフォーム交換しているのを見て素敵だなって。だから、僕も田村さんに認められた時点でTシャツなり、スパッツなりを交換したい」。憧れの田村のトレードマークである赤いパンツと自らの“ユニフォーム”の交換を要求してみせた。
これを伝え聞いた田村は「スポーツマンシップにのっとるはいい」としながらも「個人戦なんでね。僕に勝ったら考えてあげるよ」と逆に挑発。あくまで自分に勝利した時にのみ“戦利品”としての赤パン提供を了承した。
決戦を前に互いの主張をぶつけ合った両雄によって赤パン戦争までぼっ発。果たしてU系選ファイター同士の激突の結果はいかに。
(写真(上)=田村(右)はUWFルールを要求した。)
(写真(下)=鋭いヒザ蹴りを披露した所(左)。)