この日、サムライTV「Versus#19」(初回23日、22〜23時)で、郷野聡寛(GRABAKA)と対談した桜井は、旧友と久々に再会したこともあってか、修斗時代の昔話やPRIDEについて、さらには下ネタまで郷野との数多くのエピソードを披露。普段は口数の少ない桜井だが、自然と舌は滑らかになった。
まずは「やれんのか!」で対戦する長谷川が、公開練習でサンボ特訓を披露し、2000種類のサンボ技での桜井撃破を宣言したことについて「2000種類?人間の関節ってそんなにない。ヒクソンが400戦無敗だったのが、次は500戦無敗とかいうのと一緒でしょ」とあざ笑った。
さらには「なんならサンボ・ルールでやってもいいよ。たぶんオレが勝つけど」と余裕の笑み。かつては郷野とともにサンボを学び、1999年にはアブダビコンバット無差別級準優勝の実績も誇る桜井はグランド技術に絶対的な自信をのぞかせ、迎撃を予告した。
もはや桜井の口は止まらない。まさにマッハのスピードで挑発的な言葉を紡ぎ出していく。大連立によって今後はHERO'Sファイターとの対戦も見込まれるが、「もちろん、いつでも。やっぱ(J.Z.)カルバンとやりたい。ファンが見たいと思うカードを」とHERO'S王者との対戦も改めてぶち上げた。
また、UFCで勝利を挙げた郷野に触発されたのか、「オレもチャレンジしたい」とオクタゴン出撃も宣言してみせた。
“PRIDE騒動”でのファン離れを憂う桜井は「道場をやってるから分かる。格闘技やりたい人が減ってる。また格闘技が盛り上がるきっかけがほしい。ちょっと前のグレイシーみたいなカリスマ的な存在がほしい」と熱弁をふるった。
大みそかの長谷川戦を契機に、桜井が2008年の格闘技界にカリスマとして新たな一歩を踏み出すことになりそうだ。