嵐に出直し計画だ。
昨年7月に大麻不法所持で逮捕されてから無我での復帰を目指している嵐についての会見を開いた藤波。4・11後楽園ホール大会で参戦直訴し、5月シリーズにはリング設営などの裏方として巡業に帯同していた嵐について「彼が本当にどういう気持ちでプロレスをやりたいか、ひたむきさが伝わってこない」と痛烈批判した。
手厳しい評価を下したドラゴンが何よりも気がかりなのは、嵐が26日に行った謝罪会見だった。藤波は「誠意が全く見られなかった」「半分がっかりした」など眉間にシワを寄せながらダメ出し。次期シリーズの大会ポスターに嵐の写真が載っているにもかかわらず、参戦見送りの意向を示した。
ここまで復帰に向けて順調に話が進んでいたものの、今回ドラゴンが難色を示したことで白紙撤回になった嵐の無我マットでのカムバック。しかし、無我のフロント幹部からは嵐の復帰について次のような声が聞こえてきた。
「嵐選手にはプロレスファンにも認めてもらえるだけの何か目に見える謝罪というか、償いがないと厳しいのかもしれない。それこそ社会奉仕活動とか。アメリカでは有名人でも償いのために奉仕活動しますからね。あのナオミ・キャンベルだって奉仕活動をしているそうですし。彼女のように嵐選手も公の場でそういう活動をして、藤波さんが言っている誠意をみせないといけませんね」