しかし、昨今は暴走する者が多く、若者よりキレやすいとの声もあるほど。さらに、子供にマナーを注意される高齢者もいる。その事に激怒し、暴力を振るい逮捕される者も、稀に存在する。
そんなありえない事件が発生したのは2016年6月。当時62歳の男が、兵庫県西宮市の公園でビールを飲み、空き缶をポイ捨てした。それを見ていたのが、公園で遊んでいた小学校6年生の子供。
「空き缶のポイ捨てはいけない」と教えられている子供たちは、62歳の男に注意を与える。自分の孫ほど年齢の離れた人に物申された男は逆上し、持っていたビニール傘で11歳と12歳の子供をそれぞれ滅多打ちにし、子供に約1週間の怪我を負わせた。
現場から立ち去った男だが、その後被害を受けた男児が姿を発見し、110番通報。傷害の疑いで逮捕された。当時男は容疑を「やってない」と否認。誤認逮捕の可能性もあるが、その後の足取りは現在つかめていない。
男のあまりにも怒りの沸点が低く、かつ自分の非を認めず子供に注意され激ギレする行為に、「自分勝手すぎる行動」「罪のない子供を殴るなんて許せない」など、ネットユーザーから怒りの声が挙がる。また、「そもそも公園で酒飲むな」「男が公園で酒飲んでる世の中が異常すぎる」との声も。いずれにしても、男の行動に理解を示す人は少なかった。
今回は軽傷で済んだが、場合によっては殺人にも発展する可能性があった。怪我で済んだのは、不幸中の幸いかもしれない。