芸能関係者は「KAT-TUNファンは、まるでホストクラブの客のように、裕福な中年女性も多いんです。そのカツンが充電期間。ジャニオタの掟として、他のグループに浮気することもできない。ファンにとって、カネとエネルギーの使いどころがなく、テレビ誌に上田竜也とかがちょっとでも載るとその雑誌を1人のファンが3冊買ったり、普通では気づかないKAT-TUNに関わるものを発見し、エネルギーを注ぎ込んでいるんです」と指摘する。
たとえば、現在放送中のドラマ「砂の塔 〜知りすぎた隣人」(TBS系)内のほんのワンシーンで、「KAT-TUNが復活すると予言されていた」という細かいネタを発見し、狂喜乱舞している。
同ドラマでスマホの画面を見るシーンがあった。「R!ニュース」という、ヤフー!ニュースをパクッたと思われる架空のニュースサイトに「アイドルグループ充電期間完了か」の文があった。
前出関係者は「この充電期間をしているアイドルと言えばKAT-TUNですよ。ファンはこの小ネタに気が付き、『KAT-TUNを気にかけてくれてうれしい』と大喜び。このドラマのプッシュを呼びかけています」と言う。
同ドラマの演出の塚原あゆ子氏は以前、亀梨和也が2015年に深田恭子と共演し話題になった「セカンド・ラブ」(テレビ朝日系)を手がけている。そこで塚原氏が今回の「砂の塔」で亀梨がらみのKAT-TUNの小ネタを仕込んだようだ。
その他にも、KAT-TUNの冠バラエティーで、田口淳之介の脱退に伴い今年3月に終了したTBS系の「KAT-TUNの世界一タメになる旅!」(通称・タメ旅)は、番組が終了しているのに、公式ツイッターは閉鎖していない。そこを舞台にしてファンは盛り上がっている。
前出関係者は「KAT-TUNのメンバーが誕生日を迎えればファンと一緒にコメントを残し、KAT-TUNのメンバーがTBS番組に出演すれば、それを応援するコメントを残す。ツイッターの紹介文にも『TBSのKAT-TUNのツイッターです』と書いてしまっているほどですよ」と語る。
KAT-TUNが充電期間に入ってから半年がたった。ファンもテレビ業界も早期の充電完了を望んでいるようだ。
*画像 TBS番組「KAT−TUNの世界一タメになる旅!」公式ツイッター