意外にも2位はこれまで圏外だったジャニーズグループ「KAT-TUN」の上田竜也だった。KAT-TUNは現在活動休止中のうえ、上田は一般的知名度としてはそれほど高いとは思えない。2位になった理由は何か。
レコード関係者は「KAT-TUNは5月から充電期間に入り、個々の活動をしている。そのため、3人が集まる機会がない。そこで、ハイフンことKAT-TUNファンが組織票を大量に入れたんです」と指摘する。
活動休止で3人が揃う姿に飢えているKAT-TUNファンたちは「もし上田がベストジーニストに選ばれれば、亀梨和也はベストジーニストの殿堂入りをしているのでプレゼンターとして、中丸雄一は日テレの情報番組『シューイチ』に出演しているのでインタビュアーとして、3人が揃うんじゃないか」と妄想し、投票にいそしんだのだという。
実は、一般選出部門の女性部門は菜々緒が初受賞したが、これもKAT-TUNファン、特に上田ファンの投票活動によるものだというから驚きだ。
芸能関係者は「アイドルのファン心理は宗教の信者のようなもので、迫害されればされるほど熱狂的になる。グループ活動時代より、ドラマやバラエティーで露出の多い亀梨、中丸に比べ、上田は現在テレビのレギュラーは『炎の体育会TV』の1本のみ。知名度が低い。そこでKAT-TUNファンの中でも上田ファンが一番、熱狂的活動を行っているようです。今回のベストジーニストでも、上田ファンは『上田はジャニーズの中でも足が長いではないか!』と『上田をベストジーニスト』にしようと票数集めをし、『女性では上田と身長と股下が同じな菜々緒と並んでほしい』と菜々緒に投票するファンが多かったんですよ」と明かす。
そのかいあってか? 得票数を見ると、藤ヶ谷は5万2716票 上田は4万6700票という僅差だった。ちなみに3位は昨年2位の中島裕翔で1万0019票、4位はキスマイの玉森裕太で2847票だった。そして10位までも全員がジャニーズだった。
上田ファンはSNSなどで「来年こそはベストジーニストに!」と健闘を称え合っている。しかし、ジャニーズファン以外の一般の評価は「これって、ジャニーズの人気投票なわけ?」「木村拓哉と草なぎ剛まではジャニーズのやつが取っても理解できるけど」「ってか、今回のやつ誰?」の声ばかり。
ベストジーニストは評価が低い賞となってしまっている。