木村拓哉といえば、これまで数々のドラマに出演。中でも、フジテレビの月9ドラマでは、予想を超える結果を残してきた。1996年の「ロングバケーション」、1997年の「ラブジェネレーション」、2001年の「HERO」、2002年の「空から降る一億の星」、2004年の「プライド」、2008年の「CHANGE」などでは、高視聴率を連発。特に「ロンバケ」では、木村は連続ドラマ初主演を務め、国民的人気を獲得。自身も芸能活動の分岐点として「ロンバケ」を挙げるほどである。また、「HERO」では全ての回で平均視聴率30%超えを果たし、大ヒット。その後映画化もされ、木村拓哉の偉大さを改めて世間に認識させた。
山田はまだドラマ主演の本数は少ないが、日本テレビ「金田一少年の事件簿」(2013年〜2014年)では主演を務め、金田一一役を演じた。同作は、これまでKinKi Kidsの堂本剛、嵐の松本潤、KAT-TUNの亀梨和也が同じ役を演じていた。
「ジャニーズの先輩が演じていたこともあり、プレッシャーもあったが、山田の『金田一少年の事件簿』での演技は評価が高い。今回の月9ではラブストーリーという点が、最大のポイント。山田自身が持っている雰囲気と、どのように化学反応を見せるのかが、カギ。ただ、山田にラブストーリーは合っていない気がします。ヒューマンドラマや青春ドラマの方が向いているでしょう」(芸能記者)
現在、時代背景的にラブストーリーのドラマは減少しており、またドラマ自体の視聴率も低迷している。月9においてもその傾向は同様で、最近では視聴率一桁台も多く、二桁に届くのがやっという現状である。
「木村拓哉は別格中の別格。木村の数字を超えることは、昨今のテレビ離れ、ドラマ離れを考慮すると不可能に近いですが、視聴率15%ぐらいを達成できれば、フジテレビ側も大喜びするでしょう。フジ側が、山田にラブストーリーを当てたことを考えると、再び“ラブストリーブーム”を呼び戻そうという意図が読み取ることができ、“第二のキムタク”として期待を相当かけている。また、山田にとっても、本格的に俳優業に進出するキッカケとなる。まさに勝負時ですね」(テレビ関係者)
“第二のキムタク”となれるのか? 山田の新たな挑戦が始まる…。