テレビ各局 “キムタク争奪戦”激化へ…フジ＆TBSは大幅リード

　来年以降、テレビ各局によるSMAP木村拓哉の争奪戦が、激化していくという。

　2016年12月31日をもって解散するSMAP。唯一メンバー全員が出演するフジテレビ「SMAP×SMAP」も年内で終了することが、正式発表された。SMAP解散により、メンバーが個々で出演している番組の動向が注目される中、TBSは8月31日、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」、「Momm!!」、「ゴロウ・デラックス」の3番組を継続する意向を発表した。また、1日には日本テレビも、「ナカイの窓」、「ザ！世界仰天ニュース」の継続意思を表明した。ファンには一安心といったところだったが、どうやら簡単な話ではないという。

　「現時点での意向なので、継続が正式に決定したわけではない。SMAPメンバーは来年9月にジャニーズ事務所との契約更新がある。独立を画策した中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の動きによっては、番組終了という結果もある。ジャニーズ退所となれば、継続は厳しいものとなるでしょう」(ジャニーズに詳しい関係者)

　一方、終始ジャニーズ残留を主張してきた木村拓哉には、テレビ局からのアプローチが激しさを増すという。

　「テレビ各局は木村と蜜月関係を築けば、TOKIOや嵐といった他のジャニーズメンバーの起用が、これまで通りスムーズに行える。ジャニーズに噛み付いた4名を擁護することはテレビ局にとっては、危険です。木村を獲得するべく、テレビ局は来年意向、積極的な動きを見せるでしょう」(テレビ関係者)

　木村は、これまでフジテレビでは「眠れる森」、「HERO」、「ロングバケーション」、「プライド」など、またTBSにおいても「ビューティフルライフ」、「華麗なる一族」、「MR.BRAIN」など、数々のドラマに出演しており、高視聴率を叩き出してきた。

　「特にフジとTBSは“高視聴率男・木村拓哉”には頭が上がらない。TBSは、来年1月に木村主演の新ドラマがスタートする予定で、これまで通り良好な関係を築いていきそうです。また、フジはワイドショーなどで、キムタクの魅力に迫る特集などを放送し、ジャニーズ側にアピールしているので、こちらも良好な関係。しかし、2局に比べると関係性が劣っているのが、テレビ朝日と日本テレビ。今後、テレ朝と日テレは躍起になってアプローチしていくでしょうね」(テレビ局編成関係者)

　木村が番組に出演すれば、高視聴率を獲得できることは確か。来年以降、テレビ各局による“キムタク争奪戦”が楽しみだ。