カロヤンは、薬局やドラッグストアで処方箋がなくとも購入できる国内初の育毛剤として1973年に発売。以来、日本人の髪の悩みに応えてきた同社の老舗商品だ。今回は新たに、従来の「発毛促進」に「スカルプケア(頭皮ケア)」も加えたトータルヘアケアブランドの「カロヤン プログレ」として先月から新発売されたばかり。
新商品は乾燥肌向けの「ドライ」と脂性肌向けの「オイリー」の2タイプを用意。ノンシリコン処方の「薬用スカルプシャンプー・コンディショナー」も同時発売された。発表会では、同社マーケティング部H&Bグループの河村典利ブランドマネージャーが「発毛促進とスカルプケアのシナジー処方効果で、より多くのお客様の髪の悩みを解消していきたい」とプレゼンテーションした。
また、イメージキャラクターには、KinKi Kidsの堂本光一、堂本剛が起用されることも発表された。7月1日からオンエアされる新CMには、2人の顔をCGで合成したキャラクターが登場する予定だ。
会場には無料で頭皮チェックを受けられるブースもあり、来場者の列ができていた。記者もさっそく体験してみた。席に着くと、きれいなお姉さんの前には何やら白い装置が置かれている。皮膚の水分や油分を測る装置だという。「まずは頭皮の状態から見ていきますね」と、マイクロスコープでつむじの辺りを撮影。その後、水分と皮脂量も測ってもらい、測定はものの1分で終了した。
結果はすぐに「チェックシート」として印刷されてきた。「一つの毛穴から複数の髪が生えていて薄毛は問題ないですね」。ホッと胸をなでおろした記者だったが、続けて「ちょっと頭皮が乾燥ぎみですね。ひょっとして強いシャンプーを使ってませんか?」。おっしゃる通り、記者が愛用しているのは”爽快、超クール”などと書かれた安物シャンプー。「皮脂を落とし過ぎてしまっているようです。スカルプシャンプーを試してみるのもいいかもしれませんね」。
頭を洗っているつもりが、かえって頭皮を乾燥させてかゆみを招いてしまっているケースがよくあるのだとか。日差しが強くなり、ますます髪や頭皮が傷みやすくなるこの時期、ヘアケアについて見直してみるのもいいかもしれない。
参考サイト http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_karoyan/