この日は、元AKB48の渡辺麻友が人気コーナー「爆裂お父さん」に出演。最終回となる「めちゃイケ」の名物コーナーを盛り上げた。渡辺は2013年に『FNS27時間テレビ』(同局)で設けられた同コーナーで、極楽とんぼの加藤浩次から顔を踏みつけられた経験がある。当時は渡辺のファンのみならず、多くの視聴者から「ひどい」という批判が相次ぎ、ちょっとした騒動に発展したが、当の本人は「ファン層が広がった」と加藤に感謝。最終回らしい雰囲気を楽しんだ。
それを受け岡村は、この騒動は「めちゃイケ的にもターニングポイント」だったと振り返り、「あれぐらいから叩かれだした」と明かす。すると、加藤は「いや、それ、お前いいのか? 隆史よ、ラジオでさ、『嫌なら見るな』つったよな。何か世の中的には、フジテレビまで見るなみたいになっていって、フジテレビの風向きガーって変わったんだからな」と声を張った。
加藤のこの言葉からも分かるように、最近のフジテレビのブランド価値は低下していると世間に見られていることは確かだ。しかし、この事実を芸能人たちはどのように受け止めているのだろうか。
「フジテレビが視聴率三冠王を取っていたあたりの頃は、フジテレビでレギュラーを持てれば、これからより売れると言われていました。しかし、今では多くの番組が打ち切られているので、どちらかというとプレッシャーだと思います」(テレビ関係者)
責任感の強い芸能人は企画の段階から積極的に参加したいと申し出るそうだが、最近は叩かれない番組を目指すスタッフも多く、変にこじらせたくないため、やんわりと断られることも珍しくない。
この日の放送の最後では、岡村と加藤の二人が「嫌なら見るなって言ってすみませんでした」と謝罪したが、これが視聴者にとって笑いとなったかは定かではない。