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芸能人の下積み時代 加藤と矢作、さんまと玉木宏の意外な関係

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加藤浩次

 面が割れる前にバイトした。都内にはそんな、タレント人生を振り返るうえで欠かせないスポットがいくつもある。極楽とんぼ・加藤浩次の場合は、中目黒だ。

 相棒の山本圭壱とコンビ結成時は当然食うに困り、バイトざんまい。昼は芸人、夜はバーテンダーとして、寝る間を惜しんで生きてきた。夜の職場は、バー・VIVだった。金銭苦を理由に、バーの上に住んでいた。共同玄関で、風呂なし・共同便所。家賃は32,000円。おんぼろアパートの1室で、山本圭壱、月亭方正と飲んで騒いだこともある。

 身の毛もよだつ体験をしたのも、このときだ。ある夜、山本と月亭が帰ると、部屋の前に65歳ぐらいの男性が立っていた。「お前、新入りのくせにうるせぇんだよ」と文句を放つ老人は、向かいの部屋の住人だ。“新入り”の言葉にイラッとした加藤が反抗すると、老人は自室に戻り、出刃包丁を2本持って出てきて、「1本取れ、この野郎。やるぞ、俺と」と勝負を挑んできた。加藤は一転して芸人口調で、「お父さん、違いますよぉ〜っ」と下手に出て、難を逃れた。

 バー・VIVの常連客となったのは、おぎやはぎ・矢作兼。次第に、「浩次くん」「兼」と呼び合うほど親しい関係となり、加藤は今では、「矢作とは親友です」と断言する。かつて、プライベートで「どうしても矢作とオーストラリアに行きたい!」と思い、旅費の50万円を全負担して現地に飛んだこともある。

 ちなみに、小木博明と矢作に「コンビで眼鏡」を提案したのは、加藤だ。結成当初の95年というと、眼鏡はまだ根暗なイメージが根強かった。しかし、加藤はそれを逆手に取った。スタイリッシュで、品があり、そろって社会人経験があった2人なら、おしゃれ眼鏡男子になれると時代を先読みしたのだ。結果、それは見事に的中した。

 対して芸人同士と異なり、俳優・玉木宏の場合は、目黒で多くの“プロ”にふれた。売れない役者時代、知人の紹介でバイトしたのは、ゴルフの練習場。有名芸能人が数多く通うことで有名だったそこ、スイング碑文谷で00年ごろ、ラウンジのレストランで働いていた。

 16歳で芸能界デビューしていたが、バイトなしでは生活できなかった。従業員用の連絡ノートには、「小さな役ながら今度テレビに出るので見てください」などと書き込んでいたという。

 高級住宅が多く、芸能人が住んでいることでも知られる目黒区とあって、同施設を利用するタレントの目撃情報は多い。群を抜いているのは、明石家さんま。結婚前の反町隆史と松嶋菜々子、木村拓哉、黒木瞳を見たという情報もかつてはあった。早朝から遅い時間まで営業しており、プライベートを守れる個室も完備、大型駐車場の確保ほか、利便性に長けているところも大きな魅力。ヒロミや藤井フミヤ、とんねるずも信頼しているスポットだ。

 守秘義務のせいか、玉木は当時の芸能人事情に関しては口をつむる。しかし、さんまのプライベートギャグを聞いていたかもしれない。

 目黒という街。野望も絶望も潜むエリアのようだ。

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