西洋文化を現場で学び吸収する目的で派遣された遣欧使節団。その全権大使であったのが岩倉具視。彼が欧州でのお土産として、持ち帰ったのがスコッチウィスキーのオールドパーであった。
オールドパーは明治天皇にも献上され、上流階級の社交の場には欠かせないものに。戦後に日本の復興に尽力した吉田茂元首相も愛したと言われている。角で斜めに立つことができるボトルは、「決して倒れない」「右肩上がり」ということも、日本の名士たちに愛される所以になっているとか。日本の近代史の近くには必ずオールドパーがあったと言っても、言い過ぎではないだろう。
現在、スムーズで飲みやすいイエローがかったゴールド色のウイスキー「オールドパー シルバー」は九州地区限定で発売されている。その飲みやすさから、まだ、「オールドパー」を飲んだことがない20代、30代をターゲットにした商品となっている。
若い世代が日本の近代史を「オールドパー シルバー」を飲みながら振り返ってみるのも面白いかもしれない。